全文公開:本が好きな理由の1つ
「僕が選んだのは…」
昨日はYouTubeに出演したのだが、本好きが高じてしまい、野球系YouTubeの誕生日企画で小説をチョイスするという何とも言えない事態になってしまった。勿論、本だけの回ではなく、野球好きが集うすみれスポーツさんにもお邪魔させていただき、篤紀さんに誕生日プレゼントとしてキャップを買っていただいた。動画はそれぞれ何を買ったのか、なぜそれを買ったのかという緩めの内容になっている。
本が好き、活字が好き
私は本が好きだ。冗談ではなく本当に好きだ。出かけるときは少なくとも1冊は持ち歩いている。読み進めている本は小説、エッセイ、ビジネス書など3種類くらいの本を気分によって手に取り読んでいく。最低でも3日に1冊は読み終えているペースだ。数を読むことが目的ではなく、とにかく活字を読むことが好きで、スマホやPCでも活字を読むことが多い。
「読書が趣味です」
と話していたら
「沢山知識が増えそうでいいですね」
と言われることが多い。勿論、知識が増えることは嬉しいし、それによって考え方が深まっていくことは本を読む上で大きなメリットかもしれない。ただ、知識や内容が面白いこと以上に本が好きな理由が私にはある。
それは、没頭できることである。私の中でこの体験は瞑想に近い。そして、私の中では瞑想よりも自分の状態を知るのに適している。なぜなら、本は体調が悪いと内容が頭に入ってこないからだ。眠たいときは読めないし、アレコレ考え事をしていると内容が入ってこない。集中できていない時というのは、過剰に自分の考え方に沿って読んでしまい、フラットな読書ができていないことも多々ある。中でも小説を読むときには入り込む感じを体験できる。時間を忘れて読んでしまうことも多いため油断は禁物だが、私の中で最も充実した時間だ。
本への集中状態を自分が覚えていることで、その他の行動が大きく変わることも嬉しいポイントの1つである。例えば、趣味で美術館に行く際、本を読める状態で作品を見た時は情報の入り方が全く違う。1つの絵の前で30分立ち止まったこともあるくらいだ。(もちろん空いている時)これは仕事にも好影響をもたらしている。私は野球の指導をメインに活動しているが、本を読める状態を作り、絵画鑑賞などを繰り返すことで、見る力が格段に変わり、今まで見えなかった細部まで見ることが可能になってきた。これからまだまだ進化していくと思うと楽しみで仕方ない。
だからこそ、常に本を持ち歩き、自分の状態を確認している。荷物になるため電子書籍にしたらと助言をいただくこともあるが、私は紙の本が好きで仕方ない。情報として見た時に紙も電子書籍も変わらないと言われればそうかもしれないが、それでも紙の本が好きだ。電子版で読んでいたものが書籍化した際に購入することも多いが、電子と紙で同じ内容なのに全く違う受け取り方になる事がたびたびある。なんでだろうと思っていた時にアニメのキャラクターが上手く言語化してくれていて、「これだ」と思ったので紹介しておく。
槙島聖護というキャラクターが放ったこの言葉に深く共感し、紙の本への想いがより一層強くなったことを覚えている。以来、体調や精神状態を理解するのに本を読めるか否かという基準が役立っている。
ここで、私の周りの読書人の話も紹介しておきたい。
私が指導させていただいている、宮崎サンシャインズの岡田子騰選手は
「本を読むように野球をする」
という言葉を残している。
没頭できる状態で野球に臨むというのは、意外とやらないことかもしれない。運動は多少眠くても身体を動かすことができるため、やれてしまうことが多いのだ。しかし、考えて野球することを大切にしている岡田選手は、体調や精神状態までこだわって野球をしているというわけだ。彼の考え方は、大変面白いため、是非チェックしてほしい。YouTubeメンバーシップで毎週音声配信を公開していて、彼の音声配信に私は毎回ハッとさせられている。
そんな岡田選手に本を紹介することも多いのだが、そのやり取りの際に
「本を読むとやっぱり自分を戻してくれるというかそういう感覚があります」
という話をしていた。先ほどの槙島聖護の話とリンクする部分もあり、チューニングとしても役立っていると再認識することになった。
こんな感じで、日常で気づいたことをメンバーシップで平日は文章、土日は音声配信で細々と発信している。お付き合いいただける方はぜひ。
それではまた。
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