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「どうしてこんな時に…」と思うとき
「どうしてこんな時に…」
って思うことありますよね。
試験の前日に体調不良
大切なデートの日に車が故障
重要な会議の数分前に急用の仕事
なんてね。
あるあるなんですよ。
大切な時の少し前に、なにかおかしなトラブルが起こるのって、あるあるなんですよ。
そんな予想もしないトラブルに見舞われたときに思うのがなにかって、
「どうしてこんな時に…」
「ついてないな…」
「今じゃなくてもいいのに…」
なんてことですよね。
いや、やめてほしい。
なんでこんな時にこんなことが起きるのか。
やめてほしいです。
勘弁してほしいです。
腰、痛いです。
今日から旅行なんですよ。
田舎もんがオーソドックスな東京観光をしようと、家族と決めていた旅行の日なんですよ。
こんな時に限って、先日、腰を痛めましてね。
昨日ですよ、昨日。
なんでこんな日に限って、腰をやるような危険な仕事があるのか、と。
どうして上司はこんなタイミングで、こんな危険な仕事を僕にふってくるのか、と。
馬鹿か、と。
どうして今日無理やりその仕事をやらなくてはいけないのか、と。
別に今日やる必要のある仕事ではないし、他にやるべきことはたくさんあるだろ、と。
なのに、どうして今日、これなのか、と。
…なんてね。
愚痴りたくなるのはやまやまだけど、意味はないのもわかっている。
なにより、仕事だ。
仕事があって、それを上司にふられて、僕がそれを承った時点で、原因は僕にあるのだと。
そもそも、腰をやりたくないのであれば、腰をやるような仕事をしなければいい。
そもそものそもそも、この仕事を選んだのは僕だし、腰をやってしまったのも結局は僕の注意が足りなかったから。
だから、いくら嘆いていても、他責にしても、意味はないのはわかっているんですよ。
まぁ、だからこれからどうすんのか、ですよね。
さて、何ができるか。
さしあたって、今日からの旅行をどうやって楽しもうか、というところだ。
「どうしてこんな時に…」
「ついてないな…」
「僕はなんて運がないんだ…」
という考えは、崖から蹴り落とす。
意味がないからね。
そんなことを言っても、僕の腰は治ってはくれないし、旅行に行くというのは変わりないからね。
旅行中、自分が不運だと思い続ける
この状態でどう楽しむかを考える
どう考えても後者。
それしかない。前者を選んでいても何も得はない。
よし、腰が痛い。
どう楽しんでやろうかな。
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