子供を持つということ
子供の成長は早い。
いつの間にか僕の息子も、5歳になろうとしている。
僕は元々、子供が苦手だった。
なので、「自分が結婚しても子供はいらないかな…」と漫然とそう思っていた。
事実、結婚しても子供を作る気はあまりなかった。
しかし、「子供がいれば自分の人生も少しは変わるかもしれない…」なんていうなんとも言えない理由から、子供を授かることになった。
まぁ、自分勝手ですよね。
でもどうなんですかね。子供を授かるときって、大体の人たちはなんとなく、が多いんではないかな、とか思うんですけどね。
そりゃもちろん中には、計画に計画を重ねる人もいるのでしょうが、大体の人はなんとなくが多いのではないかと思うんですよね。
というか、今の日本では若者は子供を作れば作るほど、自分の生活が厳しくなるのが目に見えて分かっているのだから、子供を持つことに積極的になる人って少ないですよね。
まぁ事実、僕も生活面はしんどくなりました。
子供が保育園や幼稚園に通いだしてから、月に数万とはいえお金はかかる。
しかも、息子が(こんな田舎なのに)待機児童になったということもあり、妻が仕事を辞めざるを得なくなり、更に生活はしんどくなった。
「一人でこんなになるの??」と本当に思った。
これで、更にもう一人作るとか考えられない。
そりゃ少子化になりますわ、と。
当たり前じゃん。マジで生活できないもの。
そりゃね、僕が薄給だからというのもあるんですけどね。
だからといって、子供が一人いるだけでこんなに生活が厳しくなるとは思わなかった。
…まぁそれは置いておいて、子供、可愛いですよ。
無邪気な彼を見ていると、こっちも楽しくなってきます。
ただ、僕は元々子供が苦手。
なぜ苦手だったかというと、生意気な子供が苦手だったから。
5才~12歳くらいの子供って、生意気じゃないですか。
特に男の子かな。
屁理屈は言うわ、言葉は乱暴だわ、大人のことを甘く見ているわ、で生意気な子供はとことん生意気じゃないですか。
こういった子供が苦手だったんですよね。
だから、総じて僕は子供に対して、『苦手』というレッテルを貼ってしまった。
そう、息子が最近その片鱗を見せ始めている。
3歳までは無邪気で可愛い彼だったが、幼稚園に通いだしてからというもの、周りの影響もあるのだろうが、生意気な言葉を使うようになってきた。
「あぁ、やっぱそうなるか…」
と思いました。
男の子は誰しも、こういった生意気時期があるんだろうな、と思いました。
だからといって、一人息子が可愛いことに変わりはないのですがね。
僕の家庭では、妻が怒り役をやっているので、僕が出来ることはそれじゃない。
だから、イライラをグッと抑えて生意気な彼をたしなめるようにしている。
いつまでこれが続くかわからないが、僕は僕の任務を全うしよう。