言葉遊びの応酬!『立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとしきかば今帰り来む』…敷島の道

「今、別れて因幡国に行ってしまっても、稲葉山の峰に生える松のように、あなたが「待つ」というのを聞いたならば、すぐに帰ってこよう。」

掛詞!

昔の人達は、言葉に敏感だったのでしょう。少ない文字数に掛詞の技法!

この和歌には、「因幡」と「住なば」と「稲葉」

「松」と「待つ」

そしてその言葉を使って、愛しき人へ…。

遠くへの赴任は、今生の別れになる可能性もあるこの時代、和歌に自身を残していくことは、とても大切だったのでしょう…。

千年も続く和歌…。

この後千年も…。

サポートいただければとっても嬉しいです。いただいたもので、宇宙・地球環境・和歌・読書をさらに深める活動に使わせていただきたいと思います。 皆様へ届きますように、日々努めてまいります。