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【初心者向け】元デザイナーの私が名刺作成時に気をつけていること5選

先日イラストレーター・漫画家としての名刺を作成しました。

久しぶりに名刺を作ったのもあって、そういえば名刺って気をつけたいポイントがたくさんあるよな〜と思い出したのです。

最近はCanvaなどで自分で名刺を作成される方も増えてきたんじゃないでしょうか?

「デザイナーじゃないけど、自分で名刺を作りたいよ〜!」

という方に向けて、今回は元グラフィックデザイナーでもある私が、名刺作成をするならこれだけは抑えておきたい!というポイントをまとめてみました。


読める文字で作成する

「読める文字にするなんて、当たり前だろう!」と思った方、いますよね?

そう、当たり前なんです。
だからこそ気を付けたいポイントなんです。

読める文字とは主に文字サイズとフォントのことを指しています。

文字サイズ

名刺ってそれ自体は手のひらサイズなのに、掲載する文章は結構細々してるんですよね。
メールアドレスとかURLとか…

ここが読めないと名刺としての役割を果たせなくなってしまうので、最低限このくらいの大きさであればターゲット層は無理なく読めるという文字サイズを確保しておきたいです。

名刺の最小限文字サイズは6ptと言われています。

ご年配の方やお子様をターゲットにしたい場合はもっと大きいと読みやすく親切だなと感じますね。

フォント

フォントを選ぶとき、

その文字は読んでほしいのか?
ただの飾りとして置いておくのか?

を考えて決めることをおすすめします。

世の中にはかわいいフォントって本当にたくさんあります。

私も駆け出しデザイナーだったときやってしまっていたのですが、このかわいいフォント使いてぇ〜!使っちゃお!って思うんですよね…

かわいいからってURLを筆記体フォントで書いちゃうとこんなことになります。

Adobe Handwriting

読めるかもしれないけど、すんなり読めるかと言われたら微妙。

かわいいフォントは飾りや見出しなどに使うにはぴったりですが、先程もお伝えした通り、読めなきゃ意味ないのです。

読んでほしい文字なら、しっかりと読めるフォントを選びたいですね。

Helvetica

カーニングについて
文字間の余白を調節して読みやすく美しい文章に調整することをカーニングといいます。
これはデザイナーなら必ずやっていてとても大事なものなのですが、今回は初心者さん向けのため省略しました。
なぜなら難しいから。
読めないくらい文字間が狭いのは困りものですが、しっかりと読めるのなら初心者さんは気にしなくていいというのが私の見解です。(それよりも名刺を世に出すことのが大事だ!)

QRコードが読み取れるかチェックする

ホームページへのアクセス用にQRコードを掲載される方もいますよね。

その時気をつけたいのが、実際にスマホで読み取れるかどうか。

QRコードは画像自体が小さいと読み込めません。
読み込めるか読み込めないかギリギリのサイズもストレスが溜まります。

私はQRコードを掲載するとき20mm×20mmのサイズは確保するようにしています。

実際に印刷してみる

デザインが出来上がったら、コピー機で実際に印刷してみましょう。

デザイナーさんでも意外とやらない方がいますが、私は絶対に印刷してみる派。もう絶対です。

  • 自分の思っている色味に近いか

  • 文字はちゃんと読めるか

  • 画像はきれいに印刷できているか

実際に印刷することで見えてくるものがたくさんあります。

ずーっとパソコンやスマホ上だけで見ているとズームしてるから細かいところまで見えるだろうと思ってしまうこともあるし、色だってこのままきれいに印刷されるだろうと思ってしまうんですよね。

実際のサイズで印刷し、実際のサイズに切ってみる。

ここで改善できれば印刷屋さんで印刷してもらうときのお金も無駄になりません。

一晩寝かせる、他の人に見てもらう

デザインができたらよーし入稿!

とすぐに入稿したい気持ちをぐっとこらえて、一晩寝かせてみましょう。

デザインが出来上がったときの自分ってハイになってて、しかも疲れてるんで結構ミスしてたりします。

名刺はWebでの制作物と違って、間違えていたら作り直すしかありません。

印刷代が無駄にならないように、一晩寝かせてスッキリとした自分で最終チェックをするといいと思います。

また、同じ理由で他の人にチェックしてもらうのもおすすめです。
自分では気付けなかったミスに気付いてくれます。

オフセット印刷とオンデマンド印刷

さぁ印刷屋さんにお願いするぞ、というとき、オフセット印刷かオンデマンド印刷か選んでくださいと言われることがあります。

どっちやねん、もしくはどっちでもええわとなりますよね。

ものすごくざっくり言うと、下記の選び方をすると良いと思います。

オフセット印刷向き

  • 印刷枚数が100部以上

  • きれいに印刷したい

オンデマンド印刷向き

  • 印刷枚数が100部以下

  • 安く済ませたい

  • 印刷のクオリティにこだわらない

オンデマンド印刷でも自宅コピー機で印刷するよりはきれいに仕上がるはずです。

またオフセット印刷のが安く済むこともありますので、お値段が気になる方は両方調べてみてください。

個人的におすすめの印刷所はグラフィックです。
安いしサポートがしっかりしているところが推しポイント。

まとめ

名刺はどなたでも作成することがあるけど、実はとっても奥が深い印刷物です。

しっかりと役目を果たせる名刺を作れるよう、少しでもこの記事が参考になったら嬉しいです。

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