プログラミング教育について

⭐︎簡単なまとめ

世の中で言われていることってたいてい的が外れています。大切なのは3つ。1コンピューターってどうやって動いているのかがなんとなくわかること。2プログラムの働きの良さや、コンピューターってこんなところで使われていて便利だよねーがわかること。3色んな教科で「効果的」に使える方法を探してやっていこうってこと。コレを抑えればマトは外さずに済みます。いろいろ大変だけど、楽しんでやってみよう!

⭐︎背景

society5.0(政府広報の動画を参照)を迎えるに当たり、コンピューターは当たり前に私たちの生活の中に入り込んでいく。個人が常にコンピューターに接続された、コンピューターと共に生活する時代が到来する。そのため、私たちが日常的に使う道具などの構成を知っていることと同様に、コンピューターがいかにして動いているのかを知ることが大切である。これが今プログラミング教育を行う背景である。

⭐︎主な3つの狙い

1 プログラミング的思考を育む

2 プログラムの働きの良さやコンピューターがどんなところで役に立っているかを知って使いたくなる

3 各教科で効果的に使えたら使う

⭐︎勘違いの数々

上記の背景およびねらいを知れば、世間に流布された勘違いの数々を打ち壊すことができるだろう。

・プログラミング言語は何を使うのが望ましいか。

→関係無い。問題では無い。

・プログラマーSEを量産する気か!

→昭和の発想。今やプログラムはみんなが知っていて然るべきものになった。スマホと同様にね。

・どの教科で使えばいいんですか!(白目)

→各教科で「効果的」に使えと言われている。つかうのが先では無い。しかし、効果的に使うためには使う方も教える方も「慣れ」が必要。一度遊び倒す必要があるだろう。

・プログラミングより今までの学習をもっとちゃんと教えてくれ。

→気持ちはわかるが、今日日石板で授業を行うわけにもいかない。クーラーも付いたし。それとあんまり変わらない。それくらいで捉えると良さそう。ねらいの3でも示された通り、学びを効率化するツールとしても期待されている。

実際にやって見た学校を見てきた先生の講演から、もう少し深いところの疑問も解消された。それをいかに記す。

・論理的思考力は育つの?

→あくまで育つのはプログラミング的思考、知識の転移については古代から論じられ続けているけれど、遠い分野への転移は起きない。それっぽい言説だが、冷静に。

・とにかく授業で使えばいいの?

→ねらい3を見る。効率的に使う。良さを活かせていないのは、多角形の学習において証明として使うなど。プログラミングの良さは「何度も何度も試行錯誤を繰り返せる」こと。今までと違う思考の道のり(1度ずつ角度を変えて試しまくるなど)で答えにたどり着くなど、新しい思考のツールとしてうまく使うと良い。

これらのことについては、しっかりと頭に入れておきたい。

⭐︎これから

実物投影機が導入された時と同様。使うか使わないかを論じている場合では無い。あるものとして、如何に使えば効果的なのかを論じるべきなのだ。それほどまでに時代の変化は急激であり、次々に移り変わってしまうのだから。頑張ろう。

あ、最後に付け加えるが。動作が遅く取り回しが悪いゴミみたいなタブレットを押し付けたり、一人一台を謳いながらその通り接続すると回線不良に陥るカスWi-Fi環境を構築し、文句ばっかり言わずに使えといったり、挙げ句の果て上記の理由から使わないでいると頭が硬いとかのたまったりする、ゴミカス蛆虫教育委員会を擁護する文章では無いのでここにそれを明言しておく。

控えめに言ってゴミカス蛆虫。爆発してほしい。

⭐︎参考文献

これが知りたかった! すぐにできるプログラミング授業実践 小学校理科 https://www.amazon.co.jp/dp/4491037116/ref=cm_sw_r_cp_api_i_x91pEbJDRMRKE

根拠がしっかりとあり、参照先も見やすい。オススメ。