予習は有害である ーでは、どうすればよいのかー 永野重史著
<感想>昭和52年初版発行
予習とは、問題の答えを前もって提示することであり、それによって学校の授業を答えをなぞる作業にしてしまい、(学習において最も大切な)好奇心や探究心を摘んでしまう。それは子供にとって有害である。という内容の本である。
文章としてみれば「そんなのは当たり前」だと思うかもしれないが、親が子供への言葉かけや働きかけについて振り返るには良い本である。
それはそれとして、教員の立場から考えると、現実的に“有害な“予習をしてくる子供は多くいるのだ。もちろん、それを