#詩『私が憎むのは』
髪をなびかせて
ひたむきに自転車をこぐ
青年を見るとふと想う
私が憎むのは
ある偏った枠組みにしか
価値を見出せないこと
拝金主義の世の中でいつしか
人の命もマネーに還元できると
勘違いする者が多くなった昨今
草も木も鳥も美しい
それは神の創造物である
人であっても同じこと
一片の詩のような
金持ちから見れば
取るに足らない
貧者の命でさえ
輝き潤いに満ちて
苦難のなかを
乗り越えようとする
その魂を嗤うものを
私は憎む
髪をなびかせて
ひたむきに自転車をこぐ
青年を見るとふと想う
私が憎むのは
ある偏った枠組みにしか
価値を見出せないこと
拝金主義の世の中でいつしか
人の命もマネーに還元できると
勘違いする者が多くなった昨今
草も木も鳥も美しい
それは神の創造物である
人であっても同じこと
一片の詩のような
金持ちから見れば
取るに足らない
貧者の命でさえ
輝き潤いに満ちて
苦難のなかを
乗り越えようとする
その魂を嗤うものを
私は憎む