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012. 「楽しさ」が大前提
9月から、東京都のすくわくプログラムの一環で、保育園や幼稚園の探究プログラムのコーディネーターとして携わっている
これまで小学生から大学生、そして社会人の方の教育プログラムの設計や運営に携わってきたが、幼児向けのプログラムに携わるのはこれが初めてになる
始めてから約2ヶ月が経ち、1番感じること
「楽しさ」を感じないことには、子どもたちが見向きもしないということだ
逆に言えば、「楽しい」と感じたことには、どっぷり浸かり、探究心に結びついて、子どもたちなりの新たなアクションがどんどん生まれてくる
楽しさが無ければ、主体的な行動など全く生まれないのだ
そして、これは幼児期に限らず、どの年代でも同じことが言えるのではないだろうか
楽しいからこそ、新たな自分なりの学び・アクションが生まれ、どんどんのめり込んでいくように感じる
一方で、さまざまな年代の"教育"や"人財育成"を受けたり携わる中で、そんな当たり前のようなことが抜け落ちているように感じる
授業が楽しくないと感じる学生。研修が楽しくないと感じる社会人の方は実際多いのではないだろうか
もちろん受ける側の問題もある
ただ、提供する側から見ると、多くの大学の授業、社会人向けの研修はどうしてもスキルや知識を身につけてほしいという目的が先行して面白みを失ってしまっているように感じる
どんなプログラムも、授業も、研修も、楽しくなければ、自分なりの学びなど生まれないし、その後の学びの継続などはもってのほかだ
そして結局、継続が無ければ何も身につかない
「楽しさ」というものは、何かを学んだり、携わる中で、誰にでも必要な本質的な部分なのではないだろうか
さまざまな年代の"教育"に携わらせていただき、比較する中で、自分なりの1つの気づきを得ることができた
今後、関わっていくことにおいて、
「楽しさ」をまずは自分自身が持つこと
そして「楽しさ」を周りに感じてもらうこと
を何より大切な大前提としていきたいと思う
楽しさが大前提だ
2024.12.04