リアルに起こった!?必要なことしか出会わない理由
いきなりですが、
「言われているのに聞いてなかった」
こんな経験はありませんか?
例えば、
「こうしたほうが良いよ」とか
「○○ならあなたに向いているんじゃない?」とか。
アドバイスや助言とも言えるかもしれないこと。
そのようなことを誰かから言われたとしても、
✔聞いてるつもりで聞いてなかった
✔頭の中に残ってなかった
✔そんなこと言われた記憶自体なかった
こんなことを経験している人も少なくないのでは?
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僕自身の話になりますが、つい先日、僕はこれに直面しました。
昔、学生時代に進路についていろいろ考えていた時、身体のことには興味がありましたので、理学療法士やトレーナーなどを考えていました。そんな中、ある時に親が僕に「義肢装具士なんか向いてるんじゃない?」と言っていた「らしい」のです。でも、その当時の僕は義肢装具士については全く考えてなかったですし、興味もなかったし、そんなこと言われた記憶が1mmとも無いのです (笑
と、ここでふと「あっ」と思いました。
これって今考えるとスコトーマなんじゃないか?と。
スコトーマとは元々、眼科用語で盲点という意味。
目に見えているものが全て見えているわけではないということなのですが、「これがスコトーマかぁ…」という現象に出会ったのです。
その時に自分にとって必要なこと以外は認識出来ないのが人間というもの。
街中を歩いているといろんなお店や看板、多くの人を目にしたり、人の話声なども同じように聞こえてくると思います。その目や耳に入ってくるものは全て情報です。
そうなると、その情報を全て自分の中に取り込もうとすると、どうなるか?
無数にある情報を全て取り込もうとすると頭が処理しきれずパンクしてしまいます。ですが、目や耳に入ってくる情報は実際に見て、聞いています。
そこで、その中で自分が見たいもの、聞きたい情報のみを無意識に選択しているのが、RASと呼ばれるもの。重要だと認識している情報のみをピックアップするように出来ているのが脳の仕組みです。
そして、このRASは変化します。
もっと噛み砕いて例えばですが、
「自分にはこれがふさわしい」
「自分にはこれが向いている」
「自分はこれが好き」
と思っていることはなぜか目がいったり、耳に入ってきたりしませんか?
ベビーカーを例にすると、
今まではベビーカーのことは全く目にも気にも留めていなかった人が、子どもが出来ると急に「街中いたるところベビーカーだらけじゃないか!」となるはずです。でも、元々、ベビーカーは街中で見つけようと思えば見つかるはずですが、本人が必要だと思ってない時には見てるかもしれませんが、見えてないということなのです。
人間面白いですね。
なので、僕自身の話を例に冒頭でもしましたが、こんなことが日常的に起こっているということです。
でも、無意識なので基本的には気づきません。
今まで目や耳にしてきた情報を選択してきたのは自分の無意識パターンによるものだということが何となくご理解いただけるかと思います。
何か変えたい場合、
この無意識パターンに気づき
理解して受け入れて
本来望む状態をつくるように行動していく
しか方法はありません。
変化していく過程でちょっとずつの変化になるので、当の本人はその変化に気づけないかもしれません。なので、コーチのような客観的に見てくれる存在を身近につけておくことはとても大切なこと。