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「新年に寄せて」

昨日の大晦日、
年越し蕎麦の買い出しついでに、
近所の神社にお酒を奉納。

お返しに
落雁と暦と御神酒を頂く。

毎年この大晦日に奉納酒を買い求めていた
神社の向かいの古い酒屋さんが、
今日を最後に店を畳むとのこと。

2年続いたコロナ禍で、
取引先である地域の飲食店からの
発注が途絶えてしまい、
立ち行かなくなったらしい。

「店を開ける最後の今日、
 『スタジオかのんさん、お見えになられるかな』と
 お待ちしていました。

 こうしてお会いすることができ、
 店仕舞いの挨拶をすることができて
 本当に良かったです。

 これまで毎年買いに来て下さり、
 誠に有難うございました。」

店のご主人から丁寧に挨拶され、
胸が痛くなった。

コロナ禍はまだ終わっていないし、
その余波が身近な社会にまで及んでくるのは、
むしろこれからなのだ。

2021年最後の日、
その厳しい現実を見せつけられ、
正月を前に弛緩しかけていた
自分の甘い心をぶん殴られた気がした。

そして新しい年の最初の今日、
いま一度、
気持ちをきつく引き締め直した上で、
これからの一年に臨みたいと思う。


・・・アハハ、
年賀の投稿で盛り上がっているSNSに
水を差すつもりなど毛頭なく、
こちらも軽く流して書くつもりだったのだけど、
やはり軽くは書けないな。
(軽く書いていい内容でもないし)


さて、
そろそろ気持ちを切り替えようか。

明けましておめでとうございます。
一人でも多くの人々にとって
今年が良い年となりますように。

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