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【エッセイ】大切にしていたものを捨てた日。
お金と時間をかけて、気持ちをだいぶ傾けていたものが急にどうでもよくなり捨てた。
捨てた、というのは自分の中から捨て去った、というのと、それに関する物がたくさんあったので全て捨てた、ということ。
熱中しはじめたのは今年の3月なので約半年という短い間だったが、それが心の中のほとんどの部分を占領していた。
遠かったけどその場所にも足を運んだし、お金もかなり使った。
3月といえば離婚届を出した月である。
昨年の10月から別々に暮らし、話し合いも終わっていたのでだいぶ心が荒んでいた。
ガサガサになった心の、何か隙間を埋める物を欲していたところにそれは効きすぎるほどに効いてしまった。
熱中している間は確かに幸せだったし、その時に戻りたい気持ちは少しある。
ただ、それを否定するわけではないが、今思えばやはり異常なのめりこみ具合だったし、現実逃避していた部分もあったと思う。
ちょっとしたことで急に冷静になってしまって、それのことも、それにのめり込んでいる自分のこともすごく嫌になってしまった。
元々、熱しやすく冷めやすい性格をしているのと、やっぱり急激に上がったものは下がる時も急激だった。
自分の中からそれを追い出して、見ないようにしてしまっていた。
最近引っ越しを考え始めたのと、持ち物を減らしたいと思い始めたので、思い切ってそれに関わるものを全て処分した。
大切にしていた物ではあったが、持っていてもウジウジ考えてしまうし囚われてしまう自分が嫌なので。
その時の自分を否定するんじゃなくて、あの時はそれが大事だったんだよね、と受け入れてあげたい。
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何でもあって何にも無い部屋
何でもあるように見えて本当に必要なものは何にもない、みたいな、あってもなくても困らないつぶやきを集めました。暇つぶしにどうぞ。
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