就活を2度した人の感想
先日、就職活動を終えた。
正直めちゃくちゃしんどかった。今の就活のやり方は大嫌いだ。こんな方法で社会人生活のスタートを決められるなんて、嫌だ。
今回は就職活動を振り返り、今思うことを言語化したいと思う。読んでいる人からしたら、「なに言い訳してんだ、就活うまくいかなかっただけだろ」と思うかもしれない。それでもいい。就活を終えた直後の私の正直な思いを今記すことは、数年後社会人を経験してから就活当時を振り返るためだ。就活終了時の私にはどんな考え方が足りなかったのか/はたまた就活に対する考え方は変わらないままなのか、今から楽しみだ。
ぜひお付き合いください笑
◇私の就活概要
実は私は2年間就職活動を行った、就職留年というやつだ。1年目はインターンはそこそこ参加できていたものの、本選考が始まればダメダメ。とりあえず、いろんな企業にエントリーしたものの、納得する就職先を決められない。新卒という一生に一度しかないカードを大切にしたい私は、もう一度自分を見つめ直そうと就職留年を決意する。
2年目は、改めて自己分析に力を入れた。OB訪問やキャリアアドバイザー的な人に見てもらったりした。しかし、全然うまくいかない、バコバコ落ちる。就職留年についてマイナスと見られない業界を志望していたためそれが理由ではないのだが、にしても落ちる。普段楽天的な私でも、流石に2年目でこの結果となるとメンタルがズタボロだった。(普段は綺麗で自慢の肌が、初めて荒れていった…)そんな中でも気持ちを持ちこたえつつ、ようやく納得できる企業から内定をいただき、長い就職活動を終えたのだった。
このような2年間を総括しての思いが「一生就活なんてやりたない!」だ。また、就活を通して「大人・会社への絶望」も感じた。これらについて書いて行きたい。
◇一生やりたない!!!
私の一生経験したくないことランキングが更新された。これまではセンター試験だったのだが、そんなのをはるかに超えてきた。こう思った理由はシンプル、全然うまくいかなかったから。そしてその悔しさの裏には、「言語化力」だけで人を評価しないでほしい、ということがある。
私は正直「就職したら必ず活躍できる自信がある」。なのに、そもそもの入り口の段階でコケるなんてめちゃくちゃ悔しい。「就活がこのような形でなければスムーズに就職先を決められた」と思っている。社会をなめるなと言われればそうなのだが、今回の投稿は私のいまの正直な思いを書くので書かせてもらう。
いまの就職活動のメインは、面接だ。面接では「その人となりをアピールする」。「あなたが頑張ってきたことは?/あなたの強みは?」といった質問からその人がどんな人なのかという点を聞かれる。ここでうまく答えられた人は内定をもらい、答えられない人は落ちる、これが現在の就活だ。
面接に頼った今の就活が嫌いな理由を書いていこう。
◆面接だけで、人となりなんてわからんくね?
面接だけでその人が仕事ができるかどうか、活躍してくれるかなんて判断できないんじゃないだろうか。実際の業務をこなすこと、自分をアピールすることは求められる能力がかなり異なる部分があると思う。事実、私が所属していたコミュニティで「この子あまり仕事できないなぁ」と思う子が人気企業から内定をもらったりした。(上から目線ではあることは承知しているが、これが正直な思いです)また、どんなに一流の企業にも残念ながら周りから「使えないな」と思われている人はいると聞く。結局その人が実際に活躍できるかどうかではなく、自分のことをうまく話せれば新卒の就活はうまくいくわけだ。
ここまででわかることは、就職活動とはその人に「言語化力」があるかどうか、そこしか見ていないのではないだろうか。確かに「言語化力」は大切である。様々な人と共同で仕事を進めていく中で、全員の認識を一致させるためにも自分の考えを言葉にして伝える力「言語化力」は大切な力だ。ただそれだけであろうか。仕事をすることとは、仲間を思いやれるかとか、仕事が丁寧かどうかとか大切な要素は多くある。(こういったポイントはGDで見るという意見もあると思うが、あんな短時間で何人もの学生を見れるのか甚だ疑問だ)
就活で出会う長年人事をやってきた社員はよく、「2、30分面接すればその人が企業で活躍できるかどうかわかる、私はこれまで300人の学生と話してきたんだから」なんて言う。では、あなたが面接をして採用した学生は全員あなたが思った通りの活躍をしているのか、そんな凄いことないだろう。あなたたちがこれまで頑張ってやってきた仕事こそ「学生と話してきたこと」なんだからそう自慢したい気持ちもわかるが、すぐ論破できそうな結果を自慢しないで欲しいものだ。
私は正直「就職したら必ず活躍できる自信がある」。どのコミュニティでも、メンバーが気づいていないポイントを目立つことなく支えた。私は人前で「俺こんな凄いんやで」とアピールしたくない、それはダサいと思うからだ。だからこそ、自分のした仕事を下手にアピールすることはない。まぁ、少し話は脱線したが、要は実践的な場で人が気づかないところまで目を配り仕事ができるということだ。
だから、そもそもの入り口の段階でコケるなんてめちゃくちゃ悔しい。それも自分をいいように言ったもん勝ちの、不確かすぎる就活というゲームで。確かに就活強者はこの「言語化力」に秀でていることは確かだ。ただ、その一つの力だけ評価しただけで、社会人生活のスタートを決められてくない。社会をなめるなと言われればそうなのだが、今回の投稿は私のいまの正直な思いを書くので書かせてもらう。
◇大人・会社への絶望
まぁ一歩譲って「言語化力」があるかどうかを判断する今の就職活動の形を一旦認めることとする。これを前提として、私が経験した面接で「大人・会社への絶望」を感じたことは以下の通り。
・偉そうで、人をリスペクトしようとしない面接官
あれはweb面談の時のこと。会社選びの軸についての話になった。私は軸について話した。私の軸の1つに「手をあげれば自分のしたいことがしやすい、自由度の高い環境」というものがあり、社員に実際に貴社はこのような軸に当てはまるか聞いた。すると、「えっ、そんなん当たり前っしょ!」とめちゃくちゃ上から目線で言われた。私は心の中でガチギレした。それまでにその会社の話など全くしていなかったのだからこの質問の答えなんて察せるはずもないのに、さもそんなこと聞いてくんな分かれよ、的な雰囲気で答えられたのはムシャクシャした。こういう偉そうに学生だからってリスペクトの姿勢を見せない人に評価されるのかと思うと、腹ただしい。
・フィードバックのない会社
これについては多くの会社が当てはまる。就活では基本落とされた理由を教えてくれない。面接では、面接官がニコニコ「面接だからって気を負わず、あなたのことめっちゃ知りたいから詳しく教えてね!」とかいうのに、その後平気で落としてくるのだ、もちろん理由なく。正直お祈りメールだけきたら、自分はダメな人間なのかもしれないと病むに決まってる。
一方、就活も終盤。いくつか内定先が出て、会社に内定辞退を申し出なければならない場面が出てくる。その連絡をすれば「え、なんで?理由教えてくんないと、こっちは内定出してるんだからさ」と言ってくる。会社は学生を落とした理由を言わないのに、逆に辞退されたら理由を強要してくる。不平等な話だ。
このような経験を通して思ったこと、それは「大人・会社って完璧じゃない、理不尽だ」ということだ。これまでの人生、大人が色々教えてくれたんだから大人って間違ったことをしないと思っていた。ここでいう間違ったこととは、「相手を大切にしない、ぞんざいに扱うこと」だ。でも違うようだ。人それぞれ考え方やこれまでの生き方が違うのだから、「相手を大切にする」という考えを欠如している人がいるようだ。会社はとにかく自社にとって都合の良いことだけ考えるようだ。
◇おわりに
今回は、私が就職活動を経験して感じたことを言語化した。
ここから深掘りして、社会とは**なのかもしれないという仮説であったり、就活を始めたばかりの初心者に伝えたいことなど、頭の中で色々渦巻いている。ただ、長くなるのでそれはまたの機会で。
ここまで読んでくれたそこのあなた、本当にありがとう。
なんやこれ、言い訳・文句ばっかやんけ、とイライラする人もいたかもしれない、(少なくとも私はそう思う笑)
ただ、こうした言い訳からこれからの私が作られていくのだ。今の思いが正しいのか、間違っているのか、それを試行錯誤しながら成長していくことが人生だと思う。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?