
視点が変わる。「ぼくなつ2」のゲーム実況より
私は、「ぼくのなつやすみ2」というゲームが大好きだ。
といっても2しかプレイした事はないんだけど。
子供の時は、1ヶ月間も休みがあって毎日遊んでて、でも宿題は面倒くさくて、夏休みの終盤に火事場の馬鹿力的ながんばりを見せていたっけ?笑
社会人になってから、夏休みっていいなぁって思ったりする。
なくなって初めて分かる有り難み。
私はYouTubeでゲーム実況をよく見ている。
子供の時から、自分でプレイするより、兄弟がゲームしているのを後ろから見ているのが好きだった。
という過去が関わっているかどうかは分からないが、実況を見る。
私が見ているYouTuberは、どちらかというとゲームの世界観について、本人の解説が入るパターンが多い。ゲーム攻略とかではなく。
だから、その人独自の解釈が聞ける事に面白みを感じているようだ。
あと声が良いことも条件。笑
さて、この「ぼくなつ2」どういう話かというと、
夏休み31日間、1日の時間制限がある中で、虫取ったり魚取ったりしながら、ボク君を中心にいろんな人間ドラマがある話です。
子供の頃、それこそボク君と同じくらいの年齢(9-10歳)でプレイした時は、「わーい夏休みだぁ〜魚釣りしてみたーい」くらいしか感じてませんでした。笑
しかし大人になってから見ると、視点が変わるのです。周囲の大人たちと自分を重ねてしまう。
親が子供を心配するシーン、家族について、仕事について、人生について語るシーンなど、涙が自然と溢れてきます。
ゲームを作っているのが大人なのだから、セリフが深くなるのも頷ける。
きっと国語のプロフェッショナルがいるに違いない。
さらに音もいい。
セミの声。波の音。風鈴の音。
哀愁のある、ジムノペティの音色。
カメラワークもいい。
ボク君視点ではなく、幾つもの固定のカメラでシーンや角度が移り変わっていくタイプ。
常に客観的視点。
だからこのゲームは、ヒューマンドラマで群像劇なのですよ。
私の好物なのですよ。
ぼくなつシリーズは、子供の時は子供視点で、大人になったら大人視点で楽しめる、素晴らしいゲームです。続きが出たら良いのになぁ。