一つだけに集中する
2023年の私たちが1日に得られる情報の量は、平安時代の人の一生分、なんて聞いたことがあります。
平安時代の平均寿命は30代とのことですが、だとしても多すぎる気がします。
スマホを開けば、なんだって知れる。
かつて、わからないことってどうやって調べていたんだっけ?というくらい、なんでもスマホ頼りですね。
(超余談。スマホって略さなかったら「スマートホン」??おじいちゃんが言ってたら「フォンだよ!!」って訂正しちゃう。でも「スマフォ」って書くのも読むのも言うのも馴染まなくなってしまった…慣れってすごい。)
知りたいことはなんでも知れるし、なんなら「君、これ知りたいでしょ?見たいでしょ?」とあちらから提案までしてくれる。ありがたく便利な反面、自ら「見ない」と言う選択をしていく必要がありそうです。
手芸や子どもと何かをしているとつくづく感じるのだけど、人はいつだって一つのことにしか集中できない。
ひと針ひと針、丁寧に刺し進める刺繍を楽しんでいるのに、急に「速さ」を求め始めたり、毛糸を編みながら新しいものを作り始めたくなって手があと2本あったらいいな、と思ったり。
刺繍や編み物そのものに取り掛かる時間を楽しむことが今の自分の最高の滋養であるのに、そんな思考が入り込むことが結構あります。
目の前の一つのことに集中するために。
「何かしながら別の何かをする」ことをやめる。
スマホが近くにあると、ついやってしまうのですよね。
何かをしながら音声配信を聞く。
いくつもの画面を行き来する。
便利で効率が良いように思えるけれど、【一つのことだけに集中する】
一つのものに気をちゃんと込める。
一つに全てのエネルギーを込める。
12月になると後ろから突風が押してきてあっという間に過ぎてしまうから、自分の心に刻んでおこうと思います。
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