「研修報告-11」:肩甲骨の動的安定性:継承塾スキルアップコース
こんにちは。”くっしー” こと櫛引翔太です。
脳梗塞リハビリ大阪by松柏苑、三浦教一先生の「継承塾スキルアップコース」で2時間の実技研修を受けてきました。
テーマ:「Scapula set 」肩甲骨の治療介入の理解を深めました。
【ポイント1】
上肢の治療=肩甲帯の介入ではない。
肩甲骨が正しく可動するために、個別性に応じた姿勢の評価が重要となる。無理に肩甲骨だけを動かせば、腰椎の前弯増強、体幹の側屈、重心の対側変位など体幹を含めた代償動作が出現しやすくなる。
【ポイント2】
ローテーターカフを評価できているか
上腕骨頭を適切な位置に保持するためには、回旋筋腱板が機能しているかが重要となる。肩甲骨を把持した際に個別の筋を触診し収縮を確認する。
脳卒中患者さんでの治療では、肩甲骨が挙上・外転しており、深部筋の活動が低い場合が多い。
【ポイント3】
肩甲上腕リズム:フォースカップル
知識では理解できていても実際に臨床実技に落とし込むことは難しい。
僧帽筋・前鋸筋・菱形筋を適切に評価していくことが重要。
僧帽筋上部の代償は前鋸筋や三角筋の安定性をを高めることで安定しやすくなる。
肩甲帯が安定すれば、体幹の抗重力活動が得やすく、立位では下肢に荷重しやすく足底支持が得やすくなることや、体幹の回旋動作がスムーズになることが実感ができた。
今回のセミナーで肩甲帯や上肢の評価がまだ苦手であることが理解できた。
知識だけでなく、臨床でどう落としこむかを意識しながら治療を実施していきたい。
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