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散歩のひと 多摩丘陵をハイキング 意外と地元を知らずに生きている

2023年5月27日
流石にマスクをしない日々となっている。気分がいい。

5月の風の忘れ物
頬にあたる風が気持ちいい、新緑の爽やかな香りの中を散歩する。
刺されると痒くなる虫がまだ出てきてない、ハイキングには一番いい季節だ。
だが問題もあった。
近年暖かくなると、ヤマビルが凄いことになっている。里山、低山は注意が必要だ。
野性動物の増加が原因と言われている。これって、鯨の増加でアニサキスが増えているのと同じ構図だな。

以下ご参考
ヤマビル分布図

ヤマビルの分布

ハイキングを始めた
2020年2月頃、妻と高尾山周辺の低山を週一ペースで歩き回っていた。
相模湖、城山、小仏、高尾山回りは意外に歩ける場所が多い、人も少ない。混雑しない。
それでも飽きた。

高尾山を起点とするハイキングコース

そこでだ。私は競技者気質なので、
「じゃあ速く行こう」となり。
スピードハイク、トレランを始めた。

高尾山、一礼
檜の大木
ガレ場を下る

妻はそれなら無理と離脱する。
元々ママさんバレー引退後の運動不足解消として、ハイキングを考えていた。ただがむしゃらに歩くのは辛いだけで、つまらないようだった。

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2021年夏、青天の霹靂??
ついに大人の病気となり、心臓にステントを入れる事態になった私。
今度はリハビリとしての散歩をすることになる。
そして2年目となる。
今では、ただ歩くだけではなく、色々な自然観察もするし、地理地形、歴史も学び、美味しいお店や公園、緑地(空き地)なども発見する。

そして自分がいかに地元(多摩地区)や事務所のあった場所(神保町)、この辺りを知らずに会社と自宅の往復、つまり点と点の地域しか知らずに生きてきたことに気づく。ちなみに事務所は畳んでおり、年金生活者。

家の周り(武蔵野台地、国分寺崖線)、電車で少し遠くへ行く(多摩丘陵)。さらに会社の近くの下町(神田、お茶ノ水、神保町)も散歩してみる。
思いがけないほどに穴場を発見する。地理や歴史も知る。美味いレストラン、和菓子の名店。盛りだくさんだった。
「暇がなくなった」
そうなってくると、また妻が付き合ってくれるようになった。

尾白川を歩く
今年の5月は遠出する。20年以上通っている八ヶ岳、清里、野辺山へ出かける。今回は山梨の北杜市尾白川沿いのキャンプ場へ行く。
当然、散策する。

尾白川沿いを歩く

多摩丘陵を散策
まずは多摩動物公園内を歩く。その後は語らいの道、さらに平山城址公園、長沼公園と多摩丘陵を歩く。

多摩丘陵、多摩川で武蔵野の台地と分断されている。今までは、もう開発は終わった感はある。コストコが最後かな、その端っこを歩く。

多摩丘陵

距離的には大体10キロほど歩く。話をしながら、色々と観察し、たまにランチを食べる。それほど距離を感じない。
休日でも人気がないのがいい。

東京近郊の有名な低山の場合
一方、休日の東京近郊の低山だと後ろから前から次々と人が来る。
シングルトラックだと後ろにつかれて、どうでもいい会話が聞こえる。
一度、嫁の悪口を永遠と喋っている女性二人組につかれた。結構ペースが速いので離せない。
「家の嫁さぁ、***なのよ。もう最悪よ・・・」
聞きたくもないのに何故か耳に入ってしまう。
マイペースで歩けない。全然気分が良くない。そんな目に度々会う。

郊外の穴場
東京郊外の緑地帯、町田、多摩地区の里山などは休日でも殆ど人がいない。また結構な距離のハイキングコースを取れる。雑木林やオフロードが多くあり、アップダウンも多いので楽しい。駅近くでランチも可能だ。
本当にリラックス出来る。

今回のコース、高幡不動から多摩動物公園脇を抜けて平山城址公園までとなっている。なかなか里山が奥深く面白い場所だ。

まずは南平配水場。

南平配水場

漫画「映像研には手を出すな」にある秘密基地的な建造物だ。

丘陵の端っこにでる。
視界が広がる。京王線、多摩川が見える。遠く丹沢も見える。
ジブリの「耳をすませば」聖地巡礼的な場所だ。

多摩丘陵の端っこ

廃校の小学校
廃校後、利用はされてはいるようだ。東京はもう子供が消えるのではないかと心配になる。

元小学校

タラの芽。
道沿いで山菜も採れる。タケノコも小さいのを一つ採取。
全て美味しく頂いた。

タラの芽

美味く終わり。


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