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散歩のひと 復活 暑さの秋

モータリゼーション
 最近気づいたことだが、昔と違い、スーパーなどの駐車場で車をぶつけられる事が無くなった。また目視できない車止めにリアをぶつけている車も見なくなった。これはバックモニター、各種センサーのおかげだ。車の事故対策では一番いい機能だと思う。

 カーナビの性能の向上かもしれないが、大型車が細い私道に入り込む、一通に紛れ込むことが減った。
また事故時に車上カメラのお陰で、がらの悪いおっさんが女性を脅して示談にする。そんな事も無くなった。「よう知らんけど」

 こんなに車の機能がアップしても常に問題を引き起こす人達は一定数いる。それが自然界の法則。人間が動物である所以だ。だから煽り運転、ひき逃げ、酔っ払い運転は無くならない。

 私は1970年代にティーンエイジャーだったので、モータリゼーションの黎明期の中核を担っていた。私の世代はかなりの若者がモータスポーツを経験していた。知り合いでオートバイレース、カーレースを経験している人間は相当数いる。この内燃機関の道具を溺愛していた。

 その意味では、今の車は自分が運転する交通機関となっている。先に述べたように車は安全に画一化されて、運転スキルはある面では不要となっている。また機能もブラックボックス化している。
だから私の世代で、車が未だに好きだという人間は少ない。多少マニアックな部分で好きだという友達もいる。ベンツ、BMW、テスラ 高い金だしてシール一つ貼れない見栄車は要らない。ただヤナセのシールは貼っている。

モペットとスーパーカブ
 そんな時代、散歩中にEV車のキーンと言う気持ち悪いモータ音で振り向くと、車ではなく郵便配達のバイクだった。
バイクも昔の原付50CCバイクが、電動モペットに変わっている。モペットはナンバーがいる。しかしペダルが付いているので一見ではアシストと区別がつかない。たまにナンバーなしのモペットを見かける。一見アシストだが、ペダルを漕がずに平地を長い間走っている。その場合はモペットの可能性が高い。

 私見だけど、トータルのCO2排出おいて、1リッター辺り180キロ走る頑丈なスーパーカブ。このバイクは環境と、お財布に一番優しいと思っている。ただ生産中止だ。おそらく今後はマニア達のコレクションとなって、価格が高騰するのだろう。私ならモペットよりカブを選択する。

腰部脊柱管狭窄症からの快復
 背骨の狭窄は老化が要因、治ることはない。リハビリと言うより、腰周りのインナーマッスルの強化と矯正で痛みが出ないようにした。
理学療法士さんのアドバスで、リハビリとマッサージを3ヶ月毎日やり続けたら、予想通りになった。成功してよかった。MRIのデータも参考になった。また、長年の科学的トレーニングという経験が役だった。
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夏から秋へ
 先の腰部脊柱管狭窄症は8月末から発症したので、それから歩けない日々が続いた。リハビリ以外出来ることもなく、Noteを書いて気を紛らわしていた。

6月の野川
11月の野川

そして、3ヶ月ぶりの散歩、夏の野川から秋の野川に変わっていた。
一昨年、拾って食いまくったギンナン。今年は大量にある。でももうやる気はない。

イチョウの巨木

暑い秋
 今年の秋は暑い。地球温暖化は確実に進む。おそらくCO2の空中放出が要因ではある。木々が長い年月で変化したのが石炭、ガソリン。これを燃やすからCO2が空気中に放出される。そして再びCO2を吸収するのが木々の光合成だ。だから森が沢山あればCO2は増えない。つまりCO2増加の一番の要因は都市化と森林伐採だ。でもCO2削減は商売だから都市化は終わらない。

昔は温暖だった 
 縄文時代はここ武蔵野も海だった海面は今より50m以上高い。この時代は気温も今よりかなり高い、東北にも栗林があり、縄文人が沢山住んでいた。地球の蟻とたいして変わらない質量の人間の頑張りで、この温暖化を止めることが出来るのだろうか、だれも出来るとは断言してはない。

野川 60年に及ぶ定点観察
 ここ野川は小学生の頃から通って遊んでいた場所だ。トータルで60年にも及ぶ。昔は川沿いに牛舎もあり、東大馬術場の馬が川沿いを散歩してたりした。そんな時代から様変わりして、今はオシャレな一戸建てが建っている。これも治水対策が終わったからだ。昔は暴れ川でよく氾濫した。でもね、自然災害は想定外だから安心は出来ない。

 一時期猛威を奮ったセイタカアワダチソウも10年程で自滅した。自分の出す毒で他の植物を淘汰して、今度はその毒で自滅。
それと川は2010年頃までが一番綺麗だった。その後の世代は自然を消費する商品と思っている感じがする。川はまた汚れ始めた。

野川は自然の推移を感じられる場所だ。

野川


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