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ロンドンでドードーを見た。                 博物館が好きだ。

大英博物館2002年9月16日 
大英博物館の前で、同行する仲間達とは、ばらばらになっていた。ほとんどが建築家で、興味が違うからしょうがない。

この博物館での有名なのは「ロゼッタストーン」「ミイラコレクション」「ギリシアパンテノン神殿の彫刻」などだ。エジプト系のコレクションでは、「ファラオの呪い」にまつわるウワサもさまざまに語られている。
最近、映画で知ったのだが、「サットン・フーの遺跡」の宝物もある。
しかし、私は自然史博物館の方へ向かった。石モノ、光モノには興味はない。でも月の石は初めて見た。

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絶滅種ドードー (dodo)
日本オオカミなど大英博物館には、多くの絶滅種の剥製標本が多くある。
ドードー (dodo) は、マダガスカル沖のモーリシャス島に生息していた絶滅鳥類。
16世紀末にモーリシャスで発見された鳥で、人が食べ物として乱獲したことや入植者が持ち込んだ動物に生息地を追われたことを理由に1680年までに絶滅した。

普通にドードーといえばモーリシャスドードー (Raphus cucullatus) を指すが、ドードー科に属する鳥には他に2種があるそうだ。 詳しくはWebで。
このドードーだけど存在が報告されてから83年で目撃例が途絶え絶滅した。人間が発見するとあっという間に消える稀少生物。

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ドードー生存説
余りもあっけなく絶滅しているこのドードーには、未だに生存説がある。
誰かが持ち帰って飼育していたとか説は色々ある。そんなことから、色々な物語や小説にドードーは登場している。
1mも体格があり、飛べない、人間を怖がらないとぼけた面。ファンタジー向けのキャラクターだ。

『不思議の国のアリス』にはドードーが登場し、コーカス・レースをアリスに提案している。

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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では魔法生物ディリコールとして登場している。
日本でも薄井ゆうじの短編小説『ドードー鳥の飼育』
荻原 浩の『オロロ畑でつかまえて』でも、登場している。ここでは日本の田舎で生息している設定。そう言えば、ドラえもんの映画にも登場している。

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さてこの世界の中心にあるような博物館は広く、迷ったが、「あった!」
ここにそのドードーの標本がある。
大英帝国、東インド会社、パイレーツ・オブ・カリビアンの・ジャック・スパロウの天敵、全てのお宝を集めている。
ちなみに、日本狼の標本もあるというが、この日は無かった。残念、他に絶滅したアメリカの旅行鳩などの鳥たち、ヨーロッパバイソン?もあった。
是非また寄きたい博物館だ。

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