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人生最後に残る趣味は何か

結局、人生最後に残る趣味は何か 林望(りんぼう先生)
 題名が気になってブックオフに注文した。そうなのだ。まだ読んでいない。何となく内容は想像出来る。所詮爺さんの話だ。爺の私はよく分かる。

 今回ここでいう趣味はコレクション系の趣味ではなく、あくまでも能動的な趣味を言う、つまりスポーツ全般、アウトドアの遊び(釣り、登山、スキー)、サムネイルのシーカヤックなどだ。

りんぼう先生

スポーツの趣味は老化との闘い
 私は今まで色々な趣味を持っていたが、既に消えているものもある。一体最後まで残る趣味は何なるのだろうと考えている。若い人にはどうでもいい話だが、この歳になると体力、能力的に何でも出来るはずはないし、出来れば死ぬまでやれるものがいい。

 この前、友人とこの話をした。
「自分が60才過ぎて、続けているスポーツとして、イメージしていたのはスイムだなぁ。ランニングは足が保たない」と友人は言う。
「スイムは怪我が少ないし、いいよね」と私。
「でも俺、肩腱板断裂になってしまったので、スイムは出来ないよ」
「何それ?」
彼が言うにはそれは老化による病気だった。

靱帯だね

肩腱板断裂
40歳以上の男性(男62%、女38%)、右肩に好発します。発症年齢のピークは60代。
肩の運動障害・運動痛・夜間痛を訴えるが、夜間痛で睡眠がとれないことが受診する一番の理由。 運動痛はあるが、多くの患者は肩の挙上は可能となっている。

つまり、簡単に言えば肩を繋いでいる腱板に弾力が無くなり、断裂するという病気(老化現象)
基本保存療法がメイン、つまり治さないで痛みを取るだけの治療だ。通常は一部断裂だけど全部断裂すると外科手術をすることもある。

 「そんな病気があるのか・・」
「老化すると予想もしない運動障害が起こるよ、自分は右肩を手術しているので、スイムは怖くて出来ないよ」
老人にスポーツを趣味にしろと安易に言う人もいるけど、肉体的に無理なこともある。私達のように長年(30年以上)、トライアスロンなどのスポーツをやっていようが、老化現象はそんな経歴など無関係に襲ってくる。

腰部脊柱管狭窄症
 実は私も2024年、登山を趣味にしようと先の友人と何度か登山をしたが、8月末、シメとする富士登山の1週間前に尻から足に激痛が走る。歩くどころから立っているのも苦しい状態となった。当然富士登山はキャンセルした。
整形外科でMRIを撮ると、「腰部脊柱管狭窄症」と診断された。こいつも老化が原因だ。

私のMRI 狭窄箇所 骨が変形している

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
背骨の中にある“脊柱管”という神経の通り道が腰の辺りで狭くなることで神経の血流が悪くなり、痛みをはじめさまざまな症状が現れる病気。具体的な症状として、長い距離を歩くと下肢にしびれや痛みが生じ、力が入らなくなって歩行が難しくなる。

この病気は腰に負担がかかる仕事や加齢などが原因で起こり、60〜70歳以降に発症しやすい。症状が比較的軽い場合は、リハビリテーションや薬物療法などの保存的治療で様子を見るが、改善しない場合や症状が強い場合は手術治療が検討される。

こんな病気 異常勃起はない・・あったらどうするのだろう

 私の症状は中程度だ。よって治療は老人得意の保存療法、これで長年つき合う病気になる。
まだ40才くらいまでの若造が
「病院が老人だらけだ!」
「医療費の無駄遣いだ!」と言うが、老人にも色々と理由がある。今まで若造だった私は反省する。
薬とリハビリ治療を続けて2ヶ月、痛みなどの不具合は90%解消したが、残り10%は難しいかもしれない。

今後のスポーツ
 私は登山の前にはトライアスロン、自転車レース(ロード、マウンテンバイク)、スイム、マラソン、トレランを趣味としていた。
トライアスロンは63才(2019年)で引退した。マラソンも2020年1月の5キロが最後となっている。トレランは試合ではないが、2020年6月以降走ってない。スイムは60才(2017年)でのOWS(オープンウォータスイム)が最後だ。この時は運良く年代別3位。これが色々な試合での最後の入賞となった。

OWS 海が海月祭りでリタイア続出、サバイバルだった
今や何処にあるのだろう。50代の私

 実は、私が引退を余儀なくされた抜本的な原因はこれだ。
2021年、マウンテンバイクの練習後、帰宅時に急性心筋梗塞となった。かなり危い状態、カテーテルでステントを5本入れた。生きているだけでも奇蹟なので、流石に試合参加に関しては全面的に止めた。スポーツ自体は相変わらず続けている。

 しかし、それも難しくなっていると感じる。
スイムはここ1年程、体の発疹に悩まされてた時期があり、今は治ったのだが他の要因もあるので泳いでない。

 そして現在、「腰部脊柱管狭窄症」の治療中だ。この病気は歩けない、走れない病気なので、自転車が運動として唯一可能なものとなっている。
自転車を使ったリハビリで90%回復しているが、取りあえず持病となった。先の心臓病に加えて二つ目だ。これからさらに増加すると予想する。

 これが老人のスポーツのパターンだ。持病を持ってのスポーツ。たまに超健康体の年寄りもいるけど、それは稀だろう。結論として、スポーツは最後まで続く趣味とは考えにくい。

アーチスト的な趣味 ギター
 高校時代にギターは少しやっていたが、20才以降は音楽は聴くだけだった。それが、娘1がギターをやり始めたのを見て、それに感化されて54才から再び始めた。趣味歴として14年となる。バンド活動も2011年から今まで続いている。

 ギターは一時期40本も所有していた、集めるのも趣味ではあるが、基本演奏することがメインなっている。つまり演奏技術(スキル)を上げていく楽しみが趣味だ。スキルが上がれば、今度は人に聞いて貰いたくなる。それは承認要求?

 今年の5月にライブがあった。この時、メインのギターリスト、マルチプレイヤーおよび編曲担当のリーダが参加出来なかった。当然曲のアレンジは変えて、私がメインのギターを弾く形となった。13曲やるので、結構なプレッシャーだ。それとこの歳になると、連続でギターを弾いていると指がつる。ここでも老化との闘いだ。

 それでも、こんな機会があと何度あるだろうと思い頑張る。またこの歳で、お客さんがいて演奏出来る場があるとは有り難いことだと思う。
全盛期は6人体制、今回は4人、足りない部分は打ち込みをしている音をラインから流している。そんな状況でライブが終わる。

大人数の頃

 ステージでギターを仕舞っていると、一人の男性が私の前に来て、「ギター演奏よかったです」そんなことを言う。まあ、今回は全面にでるしかないので、音は目立ったと思うが、直接言われると嬉しい。
こんなことで自分を過大評価はしないが、「俺でもまだ人を少しは感動させることがあるんだ」と驚く。
この趣味は死ぬまで続きそうだ。

Noteへの投稿
 私は根本的に理系なので、技術的な文章の書き方は勉強している。つまり結論を書いてから説明するような文書だ。文学とはほど遠い、技術論文や特許申請するような技術文章を沢山書いていた。それでもエッセイや小説も書きたいと思っており、たまに技術文章にそんな文章を混ぜて怒られていた。そんな私だが、駄文を45才位頃からパソコンに書きためている。

 後、2000年頃かな、PC系雑誌へのエッセイが優秀賞となり賞金を貰ったこともあった。自分をそれで過大評価はしないが、さらに書くことが好きになった。今は趣味として思うまま何でも書いてNoteにアップしている。
ただ妻が「文章の校正と推敲をしなさい。そうすればもっと良くなる」と言う。まあそうなんだけどね。

 小説に関してはパワーがいるので、エッセンスのみを書いている。完結したのは公募応募した1本だけだ。公募があればまたまとめたいと思う。
そして、この趣味は頭がボケない限り続くだろう。

音楽を聴く。NO MUSIC, NO LIFE


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