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私が人の優しさに触れた日
ご無沙汰しております。おむすびころもです。
前作が完結してから、早9ヶ月以上経ちました。
時が経つのは早い……
その間、まあまあ忙しくしてました。
さて、今回は最近あった心にグッときた出来事を書こうと思います。
SNSの知り合いだけのアカウントに書くのでいいかなと思ってたのですが、せっかくなら止まっているnoteに書こうと思って、今回noteを立ち上げました。
そんなに長くないので良かったら最後まで読んでみてください!
人に対する優しさ
先日職場の上司に勧められ、接客ロールプレイング大会に出場し、ありがたいことに予選を通過して館内の決勝大会に出場させて頂きました。
私は接客ど素人なので、自分的にはなぜ予選通過できたのか、不思議で仕方ありませんでした。(笑)
まず私は接客が苦手で、「悪く思われたらやだなぁ」「今お客様何を思ってるんだろう…」「怖いなぁ」なんて余計なことばかり考えてしまいます。
そんな苦手な接客の大会なんて、不安で不安で、早く終わらないかなと思っていました。
そしてついに決勝大会、私は変な緊張と不安で、演技は全然ダメで、もちろん入賞などせず、大会は終わりました。
その日は、他の店舗の出場者の接客演技も全て見させていただきました。
私は、みなさんの接客を見て感動しました。
笑顔でハキハキしていて、お客様役の方を満足させられるように精一杯接客していました。
お客様役の要望に応じて、臨機応変な対応。
並大抵の人が出来ることではありません。
目の前にいるお客様のことを第一に考えているんだと、表情と言葉から伝わってきて、見ていて涙が出そうになりました。
私なんて、「早く終わってくれ」なんて思いながら大会に出たのに、、、
私以外の人も、私と同じ気持ちなんじゃないかと思っていましたが、みなさんの接客を見て、私より何倍も努力して、真剣に臨んでいるんだと分かりました。
なんだか自分のことが恥ずかしくなりました…。
私が感動したのはそれだけではありません。
決勝大会の2ヶ月ほど前、接客の研修がありました。
その研修では、席の前の人や横の人とペアを組み、接客の練習をするもので、私は2人の女性とペアを組みました。
なんとその2人も決勝大会に進出していたのです。
決勝大会の会場で、その2人は私に、
○○さん!緊張するね〜!今日は頑張りましょうね!
あ!○○さん!決勝進出おめでとう!お互い頑張りましょう!
と優しく話しかけて下さりました。
私の存在と名前を覚えて下さっていたこと。
私に躊躇わずに話しかけて下さったこと。
とてもとても嬉しかったです。
私は人に声をかけるほど心に余裕がなかったので、1人で黙って座っていたのですが、2人が声をかけて下さったおかげで、少し緊張がほぐれた気がしました。
自分のことばかりではなく、他人に気を使えることって、簡単じゃないんだなぁ、ありがたいことなんだなぁ…。
とても強く感じた決勝大会でした。
ふとした優しさが身に染みる
その日私は、多くの人の優しさを噛みしめながら家に帰りました。
帰りに家の近くのコンビニに寄りました。
反省点は多いものの、予選から頑張ってきた自分にご褒美を少し…と思い、好きなお菓子を持ってレジに行きました。
レジの店員さんは、ここ最近見かけるようになった男性でした。
最近働き始めたのかなぁと思っているうちにお会計が進み、店員さんがレシートを渡してきました。
お菓子ぐらいなので要らないやと思い、「レシート要らないです。」と言いました。
するとその男性店員さんは
でもこのレシート、アイスの特典がついてますよ。
せっかくなのでどうですか?
と、私に言いました。
コンビニの店員さんって、そんなことを言ってくれるんだ……。
何となく私のイメージでは、コンビニのレジは流れ作業で、最低限の接客ができていれば文句はなしって感じでした。
しかも私から要りませんと言ったのに、見落としていた特典をちゃんと案内してくれるなんて…。
「じゃあ貰います。」
と言い、私はレシートを受け取りました。
教えて下さりありがとうございます。
…ぐらい言えないのか私!!!
と思った頃にはもうコンビニの外でした。
本当に、気の利いた返事が出来ない自分が情けない…。
コンビニを出て家への帰り道、大会での優しさの上に、コンビニ店員さんの優しさが重なって、目から涙が溢れました。
私は貰ったレシートを握りしめ、泣きながら家に帰りました。
人間って、人の優しさに触れると、こんなにも心が潤うんだなぁ…と実感しました。
きっとコンビニから泣きながら家に帰るなんて、人生で1回くらいだろうなぁなんて思います。(笑)
最後に
今までだって色んな人に優しくしてもらい、助けてもらいました。
しかしそれらが当たり前になって、人の優しさを見落としていました。
大きなことも、ちょっとした事でも、相手を思いやる心が、その人の心を満たしてくれるんだと、この1日で強く感じました。
これから私も、人への思いやりを忘れずに生きていきます。
そうすれば、もっと素晴らしい人間関係が築けるのではないでしょうか。
私はこの日、私に親切にして下さった人全てに、「ありがとう」を伝えたくなりました。
皆さんも、人の優しさを感じたエピソードがあれば、是非忘れずにいて欲しいです。
今回のお話は、これでおしまいです⋆⸜ ⚘ ⸝⋆
最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます!
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