キャナルサイド・ウォーキング(845文字)
春。
冷えた空気が温まり、春風で雲がゆっくりと流れる季節。
久しぶりのウォーキングは羽田空港をゴールに目指し、品川から運河を眺めながらのんびりと歩いた。
品川駅を出ると、青空が目に入った。ウォーキング日和に心が躍る。少し歩くと早速運河が見えてきた。品川から天王洲アイルまでは小洒落た雰囲気のオープンテラスがあったり、花や樹木が目を楽しませてくれる。いつか、ウォーキングではなく、カフェでゆったりとした時間を楽しむためだけに来てみたいと思える景色だった。
天王洲アイルから運河沿いに南下。緑に囲まれた遊歩道が嬉しい。暑くもない、寒くもない、最高の季節。
この付近には断続的に公園があり、トイレにも困らない。公園のトイレと言っても、びっくりするほど清潔で、躊躇なく利用出来る。
羽田空港に近づくにつれ、空に浮かぶ飛行機もそこから聞こえる音もグングン大きくなってきた。徐々にゴールが近づいていることを実感。
空港内はお土産屋も飲食店やカフェも充実、展望台からの眺めも楽しめる。それに、搭乗案内のアナウンスを聞くと、旅行に行くわけではないけれど何となくワクワクする。
春らしい気候の下、ウォーキングで健康を手に入れ、緑に囲まれた遊歩道で安らぎを手に入れ、空港でわくわく感を手に入れ、最後に美味しい夕食で満腹。ちょっと食べ過ぎの誤算はあったものの、季節を楽しめた一日だった。ウォーキングは週末に身近に得られるリフレッシュ方法。食べ過ぎには注意して、これからも続けていきたい。