私はどこでも働けるから大丈夫
夫が「転職したい」と言ってきた。
毎日同じことの繰り返しで働く意欲がなくなってきたので環境を変えてみたい、というのが転職したい理由。
その気持ちはよくわかる。
転職が当たり前のこの時代。「環境を変えたい」という理由で転職するのは全然ありだと思う。
夫婦共働き、子なし夫婦の私達。
マンションを購入したが、それ以外この土地に私たちを縛るものはない。マンションだって売るなり貸すなり出来るのだから、この地に留まる理由にはならない。
だから夫には「全国規模で転職活動して、やりたいこと探せばいい」と伝えた。
加えて「私はどこでも働けるから大丈夫」と付け足して伝えた。
◇
高校時代、進路を決める際に「これからは少子高齢化社会だから、高齢者相手の仕事なら食いっぱぐれないだろう」と、夢も希望もなく選択したリハビリ職への道。
親には看護師を勧められたが、血を見るのが嫌なのと夜勤が無理と思って拒んだ。実際身近で看護師さん見てると超大変そうなので…うん、リハビリ職でよかったなと思う。
(看護師さんいつもありがとう)
国家資格なので(条件を選ばなければ)全国どこでも働ける。もっと言えば、高齢者がいるところなら働く場所がある。
少子高齢化社会。子供が減ってる地域はあれど、高齢者は増える一方。どんなに田舎に行っても高齢者はいる。
よく旅行で田舎道を走るのだけど、結構な田舎でも訪問看護リハステーションはある。地域の中核病院にもリハビリ科は必ずある。
求人があるかないかは別として、全国どこでも高齢者がいる限り、私は国家資格で働けるし、働く自信がある。
臨床で働いて10年以上。超レアな疾患じゃない限り、だいたい高齢者が患う病気は経験してきたから対応できるはず。
国家資格と臨床での経験・知識。
蓄積したものがあるからこそ、夫に胸を張って
私はどこでも働けるから大丈夫だよ!
全国規模で転職活動しよう!
と言うことができた。
◇
高校時代になんとなく選んだリハ職の道。
最近は仕事へのモチベーションもあまりなく、ルーティンで仕事をこなす毎日だけど、なんだかんだ自分に合ってる気がする。
高齢者と話すのは楽しい。
最近は数少ない戦争経験者から、今のうちに!と思って戦争体験を教えて貰ってる。
この前は99歳のおじいさんに徴兵時のことを教えてもらった。最近朝ドラ観てるんだけど、あの時代にリアルに生きてた人の話聞けるって超貴重だなと思って、リハビリそっちのけ←でいろんなことを教えて貰った。
私、歴史が大好きなのね。
日清日露戦争とか第一次世界大戦とか、近代歴史も興味がある。だから、昔の日本の話をリアルで聞けるこの環境が好きなのかもしれない。
土地が変われば高齢者の経験談も変わる。
私の街は製鉄所があったので、製鉄所関係の話をたくさん聞いた。長崎出身の人は、原爆の話を熱心に教えてくれる。
じゃあ北海道とか東北とか、全然知らない街に行ったらどんな話が聞けるんだろう。沖縄なんて全然違った体験談を聞けるんだろうな。
私、全国どこでも仕事楽しめそう。
むしろ夫の転職をきっかけに、どこか知らない土地に行ってみたい。
そんなことを思うのでした。
結局、夫は部署異動の希望を出して、部署を変えて貰えるようなら、もう少し今の会社で頑張るようです。
ちょっと福岡脱出妄想をしてたので残念だけど、不妊治療もあるし、もう少しこの地で暮らして行くことになりそうです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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