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社畜になった夫

夫が転職しようかなと言い出したのが去年の夏頃。
それから一気に事が進み、秋から新しい会社で働いている。

今は訳あって夫は単身で東京に住んでいる。
そんな夫は社蓄生活を謳歌(?)しているらしい。笑




別居中の夫とは週に2回ほど電話をする。
今週は水曜日に連絡を取った。

仕事について聞くと、最近は特に忙しく月・火2日連続で会社に泊まったとのこと。今日も忙しかったが、私と電話をするために帰宅したとのことだった。

会社の仮眠室は結構快適で、大浴場があるため家よりもゆっくり風呂に入れるそうな。昼は仕出し弁当、夜は近所のうどん屋で食事をし、会社なので飲酒もせず、意外と健康的な?日々らしい。

多少疲れているが、ストレスはない。
家に誰もいないし仕事しかするがことない。


社蓄体質な夫である。


元々前会社を辞めた理由が、使えないおじさん社員が多すぎてイライラするから、と言うものだった。日本の高度経済成長とともに大きくなった会社で、社員は若手よりも40歳オーバーの人が断然多い部署だったそうだ。


長く会社に勤めているからと大して仕事ができないのに自分より給料を多く貰っている年上社員、そのくせミスを指摘しても自分の非を認めず言い訳ばかりされたり、無意味な会議がたくさんあったり…と会社への不満が多くなり転職した。

そんな会社から若手が多い成長中の会社に転職。社員の多くは30代なんだとか。事業拡大中のその会社は中途採用も多く、中途の同期が多くいて楽しいらしい。


22,23時までチームの多くが残っているのが当たり前。大学の研究室を思い出すような、そういう楽しさがあると夫は言っていた。

【同じ熱量の人とバリバリ働く】がやりたくて転職して、その環境を手に入れた夫。大変だけど楽しいだろうな。少しだけ羨ましい。少しだけね。


今の会社に勤めてから会社の愚痴は一切聞かれなくなった。

むしろ試用期間が終わり「こんなことをさせて貰えるようになった」「今日は〇〇さんとご飯に行って楽しかった」などポジティブな話が多く聞かれるようになった。

嫌な社員はいないのか、と尋ねてみたところ「いやー、いないんだよね。みんなしっかり仕事するしいい人ばかり」とのことであった。

そらよかった。


そして何よりも、仕事をやればやるほど残業手当などが付き、給料がどんどん上がる。そりゃやる気も出るでしょうね。


世の中では【ワークライフバランス】という言葉が聞かれるが、ワークに振り切って生活している人もいる。

皆が皆、私生活を優先しなくていいのだ。
働いてきたい人はどんどん働けばいい。

夫は社蓄を謳歌している。笑



そんな夫をみて、少しだけ羨ましくなる。
それだけ熱中できる仕事に出会えていいな、と。


私は私で不妊治療とスキマバイトを頑張ろう。
夫には治療費も稼いで貰わないといけないし←、体調を崩さない程度に頑張って貰いたい。

夫よ、稼いでこい。笑


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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