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〈実話前世👘15〉白虎隊士達が話し始めました
椿あんこです。
父トシオの前世探しシリーズも、佳境に入ってきました。
続きを行ってみたいと思います。
トップ画像のBの地点に向かっている最中の話です。
⛩️レンタカーの中に、白虎隊士が30人
会社には、親と会津に行ってくると伝えてきました。
しかし今、一緒に会津旅をしているのは、私達三人の他に、
曾祖母の霊と、
父トシオの前世である白虎隊士遠藤嘉龍二と、
同じ隊の仲間29人。
もはや、オカルトを通り越して、カオス。
車の中は静かでしたが(私は霊の声が聞こえないので)、変な緊張が走っていました。
⛩️喋り始めた、白虎隊士達
よく、時代劇で、17歳~18歳の若い武士が出てくると、
彼らの台詞は「なんて出来たご子息でしょう😭✨️うちの息子に彼の爪の垢を煎じて飲ませたい!」
みたいなイメージですよね。
「父上、○○藩の名に恥じぬように、誠心誠意、お役目務めて参ります!」
みたいな。
私も、1000%そう思っていました。この時までは。
さて。
ジェネレーションギャップがありすぎる十代のサムライ達と、車の中で、
何を話せば良いのでしょう。
すると、車の窓に張り付いて景色を眺めていた白虎隊士達が、
はじめて口を開きました。
(この日は、マミコが白虎隊士達の言葉を聞いて、いちいち私と父トシオに通訳してくれていたのですが、
こちらにそれをまんま再現すると
大変まどろっこしいので、
白虎隊士達の台詞はそのまま書きますね。)
白虎隊士A「うわー!!! もうこんなところまで来たぞ!!!」
白虎隊士B「なんでこんなに速くここに着くんだ!」
会津坂下町から舟渡まで、
徒歩だと4時間。
車だと27分。
そりゃそうですよね。
彼らは歩いて舟渡まで行ったのですものね。
車で移動なんかしたことないですよね(しかも高速道路)。
すると、マミコが、
一人変な動きをしている白虎隊士を見つけました。
彼は、顔を左から右に、一定の速度でブンブン振り続けています。
白虎隊士C「うわ~!!!もうだめだ~!!!
頭がフラフラする~!!!」
この白虎隊士Cは、
高速道路の脇に規則的についている「電気照明の柱」が、
あっという間に後ろの景色に飛ぶように過ぎていくのを、
ずっと目で追っていたのです。
またすぐ道路に電気照明の柱が出現するので
またそれを見る→あっという間に柱は後方に過ぎていく。。。
これを次々に繰り返すと、
顔をずっと左→右→左→右→左→右、と
振り続けなければいけません。
白虎隊士C「頭がおかしくなってきた~!!!」
白虎隊士D「お前、もう頭は動かすな!もうそれを見るな!」
白虎隊士Dは、
頭を左右に振りすぎてクラクラ来ている仲間の頭を後ろから両手でガシッと掴んで、
頭を振るのを力ずくでやめさせました。
私「……………😅💦」
そっか。
幕末の人、
平成の車の乗り方と高速道路、
高速道路の脇にある電気照明の柱なんか、
わからないもんね。。。
そして車は、高速道路のひとつのトンネルに入りました。
なんのへんてつもない、高速道路上にあるトンネルです。
すると、白虎隊士達が一斉に怒り始めました。
私「え!今度は何? なぜ怒るの😅💦💦💦」
白虎隊士E「なんで洞穴なんかに入るんだ!
危ないじゃないか!」
私「だって、そこに、トンネルがあるから。。。入らないと、前に進めないから。。。」
白虎隊士E「洞穴に入るとな、入口と出口をもし敵に塞がれてしまったら、もう逃げられないじゃないか。だから絶対洞穴に入ってはいけないんだ。
って、隊長が言ってた(どや顔)」
白虎隊寄合一番隊の隊長といえば、原早太です。白虎隊士たちは、原隊長が言うことを、
忠実に守っていたのです。
私「なんか、トンネル入って、ごめん。。。」
人生、トンネルに入って怒られたのははじめてでした。
白虎隊士F「なんで遠回りする?」
私「え、だって、高速道路がこういう道だから。。。(笑)」
白虎隊士たち「この山を右に迂回するより、
そこの川を渡った方が早いよ~🎵」
「そうだよ、川を渡った方が近道だよ」
「川だよ、川渡れ」
車は、
橋のかかってないところの、
川は、
渡りま、
せん。
と、こんな感じで、
私達と白虎隊達の、160年ぐらいのジェネレーションギャップのある珍会話は、
道中ずっと続いていくのでした。
続く❗
椿あんこでした。
今日もお読みいただきありがとうございます😊