生きることに足掻かずして、何が人生だ
本当の本当に久しぶりに自分の言葉を書き殴る。
それはここ最近ずっと溜め込んできたヘドロのような強い言葉たち。
誰かのためじゃなく、自分をあえて出さない記事でもなく、自分のためだけに書き連ねる言葉たち。
32歳にそろそろなろうかという齢になって、ようやく私は己が人生に熱狂しだした。まるで型通りの「大人げのなさ」で「夢を描き、夢を語り、夢に足掻いている」。
ここまでの経緯を振り返る。人生を変えるのに3ヶ月も必要ないのだ。
リゾートバイトに申し込んだ5月末。
アフリカ周遊から帰ってきて、そのままの勢いで東京に3週間ほど滞在、その時点では自分の今後の人生は全くの白紙だった。
わかっていたのは、ただただ「口座にお金がない」それだけ。
そして、「アフリカにまた戻りたい」という熱い想いだけ。
だから、とりあえず「お金を作ろう」とリゾートバイトに申し込んだのだ。適当にネットでサーチしてヒットした会社に登録。登録完了の通知メールがとどいた1分後には電話がかかってきた。
電話で軽い面談をした15分後には、紹介出来る働き口のリストが届き、更に5分後には私の働き先が決まっていた。
選ばなければ、つまりは30分以内に仕事が見つかってしまうのだ。
この時点5月末の時点で私は、自分の雑貨屋KIZUNGUZUNGU(キズングズング)も立ち上げていなければ、All About Africaにも関わっていなかった。つまり何者でもなかった。
仕事が決まり、7月から宮島にいくことが決まったものの、目下の問題「口座にお金がない」は全く解決されていない。
苦し紛れで、というより、以前から構想はあったもののモノグサな性格が災いしてい一向に進めてなかった、雑貨を扱う店を出す、という夢にようやくエンジンがかかったのは、こういった切実な金欠からだった。
こう述べてしまえは身も蓋もないようだが、世の中のどんな高い理想を掲げた経営者だって「お金が必要」なのだ、生きるためのな。
baseの開設
今の世の中は本当に便利だ。
「よし、雑貨店をやろう」と腹をくくり、どのプラットフォームが最適かをGoogleでリサーチ、どうやらbaseが良いらしいとアタリをつけ、さっそく開設。こちらも30分もたたずして、お店の枠組みは出来上がった。
コンセプトを考えて、店の名前をきめて、ロゴを考えて、設置。ここには2時間ほど時間をかけた。
それからその時点で在庫として持っていたタイ仕入れのピアスたち20点の写真撮影、サイズを測り、商品説明を書き加え、商品として登録する。この工程に6時間。
新卒で入社した会社での私の仕事は服飾雑貨のバイヤーだった。
タイには仕事でよく買い付けにいっていたので、システムはよくわかっていた。
半日でかくして私の雑貨屋「KIZUNGUZUNGU」が世の中に出たのた。
そして、リリースの旨をアフリカ周遊をきっかけに、3000人まで増えたフォロワーの皆さまに告知。
「KIZUNGUZUNGU]の流入は100%Twitter経由。
会社員時代の職業、アフリカ周遊、Twitter、一見全然関係ない物事がつながっていく瞬間ってこんな感じなのか、というくらいに、これまでバラバラで取り組んできたことが、一本の線になったと感じた瞬間だった。
20点近くの在庫は2週間ほどでほぼ完売。
この売り上げをもとに、6月には改めてタイへ買い付けの旅へ。100点近くの商品を仕入れてきて、7月6日にはなんとポップアップストアイベントまで開いちゃった。
たった1ヶ月たらずでここまで出来るようになるなんて、「やりたいやりたい」って言っているだけでは夢は叶わない。
とにかく動いてみる、やってみる、それだけで世界はこんなにも変わってしまう、そんな実体験を最近は自ら積み上げていってる日々。
そんな不純な動機からスタートしつつも、私の思いのたけのつまった雑貨屋KIZUNGUZUNGUのサイトはこちらから!
ちなみに本日より新商品アップされています!(急な告知)
All About Africaに参画
All About Africaはアフリカに関るすべての人達の「プラットフォーム」。アフリカに想いをよせ、活動する様々な人たちが自分たちの言葉を綴る場所。
ここの管理人のマサヤ君とはアフリカ周遊中に偶然出会った。
そこから偶然旅を一緒にすることになった。
アフリカ周遊に出る前はこのサイト知らなかった。
旅をしている中で、いろんな話をして、経験を共有して、彼のアフリカにたいする想いに共感した。心から。
私は国際協力に携わる人間でもなければ、関心の高い人間ではない。あくまでも「いち旅好きな人間」としてアフリカを旅した。
完全に止まってしまっている(ごめんなさい)アフリカマガジンの出発前日にも書き綴っているのだけれど、「国際協力的視点を持たない」ことへの後ろめたさがどこかあった。
だから、あえてこんな風に書き綴った。
なんだろーね。アフリカって「国際協力」とか「青年海外協力隊」とかそういうイメージといっつもつながっている。
水がない、電気がない、不便、何が起こるかわからない。なんか、そういうのん。「可哀そうな人がいる、恵まれない人がいる」そういうやつね。
きっとある意味では全部正解で、きっとある意味では全部不正解で。
ただの一般人が、国際協力とか国際開発とかそういうのん全く無視して、何かを成したい、助けたい、力になりたい、そんなん全く持たずして、アフリカっていうまだまだよくわからない国々を、感じてきます。
そして実際にこの目でみてきたアフリカは、圧倒的なパワーと魅力にあふれていたんだ。なんでこんなに素敵な国のこと、全然知らないんだろう、「アフリカ」ってひとくくりにして、固定観念のなかに置き去りにしてしまっていたのだろうって。
だから、アフリカをもっと多くの人にしってもらうために「ポップに明るく、エンタメを重視した発信をして、マスに届ける。そしてその中から、本当に支援が必要な人たちへつなげていく」そんなコンセプトがすんなり自分の中にしみこんできた。
旅中にはまさか参画するなんて思ってなかったよ。
マネージャー的な役割になるなんて、そんなこと夢にも思わなかったよ。
大きな目標を打ち立てて、がむしゃらに走っていこうって決める、そんな展開になるなんて、誰が思う?
マサヤ君との旅は楽しかったよ。すごく楽しかった。
でも、きっとある意味その楽しい思い出だけで終わると思っていた。
旅が終わったらさ、きっと年に数回連絡を取り合って、でもそのうちそんなこともなくなって、数年後とかにFacebookで「久しぶり、最近何やってるの?飲みに行こうよ」なんて誘って、旅の思い出話に華を咲かせる。
旅人同士の関係ってだいたいそんな感じでしょ。
それがまた、旅人同士の醍醐味でもあって。
でも、それがいつの間にか違う旅を始めることになった。
年明けに、0.02円でライターしていた時は苦しくて苦しくて仕方なかった。追いつめられて、悪夢まで見て、もう二度とライターなんてやるまいって思っていた。
書きたい言葉をかけない、ライターの仕事は自分には合わないと思っていた。実際に書く時間よりも、下調べの方が長いことも多いのが本来のライター業だし。
でも不思議と、AAAではさ全く名前の出ない記事でも、いくらでも楽しく書けるんだよね。もっと書きたい、って自然と思う。
誰かの記事を書くとき、何かの商品を紹介するとき、どこよりもだれよりも詳しい記事にしたいって湧き上がってくる思いがある。
なんの違いなんだろう、本当に「やりたいこと」に出会うとこうなっちゃうのかな?
大好きになったアフリカをさ、もっともっとたくさんの人に知って欲しい。絶景に号泣して、美味しいものに感動して、動物たちに興奮して、楽しいアフリカがもっと広がればいいな。
そして、アフリカの大好きな人たちのおかずが増えるような仕掛けにつながっていけば、一番うれしい。
私の夢見る「優しい世界」への扉がここにある気がしているの。今はね。
リゾバ×雑貨屋×アフリカメディアの出来上がり
こういう経緯で、私の現在の肩書は形成されたのだ。
今はバイト先のレストランで10時間近く拘束され、観光客でごった返す店内で毎日1万5千歩ほど動き回りながら、帰ってきてから、記事を作成する日々。
寝るのはだいたい午前3時~4時。
どんなに疲れていても、お風呂入っていろいろと洗いながらして、パソコンを開くときには充足感がある。
「やっと自分の時間を使える。また夢にむかって歩を進めることが出来る」ってね。
ポップアップストア開催後、商品のアップデートが出来ていなかった雑貨屋もこのnoteの執筆とともにようやく再稼働!
やりたいことってどうやったら見つかるんだろうって思ってた。
やりたいことでお金を稼ぐってなんだろうって思ってた。
考えるだけじゃ、なにもわからなかった。
とにかくがむしゃらにこれからも動き続けて、きっと私は私なりの答えを導き出していくのだろう。
生きることに足掻かずして、何が人生だ
しんどいよ、実際はことごとくしんどい時の方が多い。体力的にもしんどいし、精神的にもかなりキツイ。
なので、最近の私のツイートは弱音祭りだ。弱音のヘドロをぶち巻いている。
こんなに2ヶ月たらずの間に肩書増えると思っていなかったから、正直いってリゾバに来たのは間違いだとさえ思っている。今の私の現状にこの働き方はあっていない。忙しすぎるのは困るし、拘束時間が長すぎるのも辛い。
だから、やりたいことで稼げていない今、何でそこを「補うか」は切迫した課題でもある。
それでもさ、生きることに綺麗ごとだけ、なんて嘘だろうよ。って開き直ってもいる。
がむしゃらに生きればいいんだよ。ダサくても、格好悪くても、地べたはいつくばってでも、生きなきゃいけない時がある。
今がその時だと思うから、私はこうやって生きている。それだけだ。
何かアドバイスが出来るとも思わないし、誰かのなるような生き方でもない。ただ、私は私の生きたい人生を生きている、意見は受け付けぬ、どこまでもそれだけだ。
生きることは汚くていい。
生きることは汗まみれでいい。
生きることは恥まみれでいい。
だってほら、私はいまこんなにも生きていて、幸せだと返すことが出来るから。たとえそれがボロボロであっても、だよ。
やりたいことをやりきるにはきっと人生は短すぎる。そう思って、生きていきたいんだ、どこまでもあくまでも足掻きながらさ。
読んでいただいてありがとうございました!
面白かったら是非「♡」をお願いします。
そして厚かましいお願いですが、現在の3万円程度で購入したパソコンのスペックが私のやりたい仕事のスペックに追い付いていません。
サポートいただけるとパソコン購入が早まり、また夢の実現に近づけます。
何卒よろしくお願い申し上げます。