人生初!ハワイで複業ワーケーションしてみた結果
このたび、コロナ禍を乗り越え、2019年以来、5年ぶりに、PCを持参して訪れたのは初ホノルル・ワイキキ。9泊11日のワーケーションを実践してまいりました。
ホノルルはワイキキで9泊11日、この地では人生初経験となる、バケーションでもありワーケーションでもある、過ごし方でした。
今年3月から、働く曜日、場所が一切定まっていない「完全フリーランス」に。月5日~10日は海外(だいたい韓国)、残りを東京の自宅で過ごす、という生活パターンを完全に定着させ、ブログ運営、当メディア連載を筆頭に、医療監修や商品のPR、SNS運用代行やコンサルティングといった、場所も時間も問わないWeb稼業をメインに、足りないお金を“お医者さんごっこ”で補っておりますが、
ブロガー複業を始めて7年。いつかはこんなふうになってみたいと思っていた、それが今回、ようやく実現できました(涙)。
そんな貴重な経験の数々を、現在持たせていただいている旅と複業をテーマとする2本の連載にて、それぞれのコンセプトでお送りしているわけですが、
今回の記事は複業(パラレルキャリア)連載に寄稿したもので、
「ワーケーション」という過ごし方にスポットを当てて、お送りしてまいります。
不快な「湿気」一切ナシ!最高の労働環境
この私がこの世で最も嫌いな労働環境が「高温多湿」なのですよ。アトピー肌えりおちゃん、汗をかきすぎると皮膚がかゆくなっちゃうからね。
なのですが、このところのコロナ禍で「高温+多湿」がセットである日本で過ごすのが当たり前になってしまっていて、いつの間にか高温ってだけで「悪」、みたいに感じるようになってしまっていた。ですので「ハワイ=暑そうだし」などと、ハワイでワーケーションをしない理由を並べていたのです。
が、しか~し!
こちらはハワイ。1ランク、いや何ランクもナナメ上をいってました。
「ハワイは高温だけど湿気なし」
これはもう、「神」です。
日本ではまず味わえない、新感覚。
服が汗で汚れない! 不快な汗とは無縁なのです。日差しだけ、気をつけていればいい。
エアコンを強くかけすぎなくても快適! お昼もエアコンかけずに窓を開けてる日がありましたし、夜も窓を開けてエアコンなしでも快適です。もっとも、お店ではエアコンがガンガンかかりすぎてますし、夜は防犯上の理由で窓を開けっぱなしで寝るわけにはいかないですけれども。
そして湿気がない、ということは、真夏なのにバルコニーが心地よい!
今まで真夏のリゾートホテルでバルコニーに出ることなど、ほとんどなかったのに、ハワイではちょっと日陰になれば、バルコニーに出られちゃう! だからここでパソコン広げちゃう!
お仕事をするうえでの「職場環境」というものは大変重要です。が、ハワイの気候はまさに私が求めているもの!なものかもしれない、と思ったのでした。
時差にまつわるエトセトラ
「マイナス19時間」が絶妙すぎた件
ハワイと日本の時差は19時間(日本のほうがハワイより19時間進んでいる)、ですが、
ハワイ時間を計算する時、多くのみなさまはおそらく、日本時間から19時間引くというより、5時間プラスして1日戻す、という考え方だろうと思われます。
実際に過ごしてみると、むしろハワイのほうが日本時間より進んでる感覚のほうが強いんでございます。
一方で、私の普段のライフサイクルというのが、午前中に“お医者さんごっこ”の業務が入っていない日は明け方3~4時に寝て10時~11時に起きる、ってな感じ。むしろ業務のある日が朝7時~8時起きとなり、若干時差ボケ状態、くらいなものなのw
日本で明け方3~4時に寝て10時~11時に起きるという、この時間帯は、ハワイでは9時~16時にあたるんですよw
つまり、ハワイで昼間の一番いい時間に寝てるようなものww
基本的にこのところの私の旅生活って、韓国(時差なし)、台湾(日本マイナス1時間)を筆頭に、そもそも日本より西、つまり時差が日本に対してマイナスになることのほうが圧倒的に多数だったわけですよ。
今までの旅を振り返ってみても東南アジア(マイナス1~2時間)、はたまたロシア!?(マイナス6時間)、あとはヨーロッパ、という感じです。
一方で日本より東、つまり現地時間が日本に対してプラスになるエリアってほとんどが太平洋ですからねw
オーストラリア(プラス1~2時間)やニュージーランド(プラス3時間。サマータイムだとプラス4時間)、あとはアメリカ本土とかになっちゃって、出かける頻度としては高くないわけです。
なので、5年ぶりの「プラス5時間」エリアの旅、どうなっちゃうのかな~と、正直、ちょっと気が重かったのでした。
が、ハワイに来てみてこう気づきました:そもそも日本の明け方4時~翌朝11時をハワイ時間に当てはめる、って発想が間違ってたのね。
だって、ハワイに着いたらお昼は「勢い」で遊んじゃって、3日もしないうちに、ハワイ時間の明け方3時~4時に寝て10時~11時に起きるサイクルになるわけですよw
なので基準は日本時間じゃなく、現地時間。
ハワイの明け方3時~4時に寝て10時~11時に起きるというのはつまり、日本時間でいうと22時~23時に寝て朝5時~6時に起きていることになるのです。
超・品行方正な過ごし方じゃんww
で、この絶妙な時差があったおかげで、ものすごく仕事がしやすかった。
なに、朝活!? オレもだぜw
世のなか、なんだかんだ、平日9時~17時で動いているわけですよね。クリニックとかだとこちらにさらに土曜が加わるのですけれども。
ですので、なんだかんだ朝7時くらいから皆様、活動されている場合が多いわけです。
m3.com編集部にも、ワタシが愛してやまないU氏という男性がいるんですけれども、またよりによって、いつも7時半とかに活動開始しているようでして、朝イチでメール送ってくるわけですよw
もっとも、私はどこに行くにも24時から翌朝9時までは一切の着信通知・着信音をオフにしているので、先方からのメッセージを受信する分には、夜中に来ようが、早朝に来ようが、全く問題なしの勤務体系でございます。
先のU氏に至っても、「うわまた7時台から仕事してる、よーやるわこの人w」くらいなものでございますわね(笑)。
ですがハワイにいる私のもとにU氏からのメールが届くのはお昼の12時半! こっちもグダグダ起きて、さて今日も作業を始めるか、ってなタイミングで届くので、「おー、あなたも今日の仕事が始まったのねw」ってオンタイムでメール受信できるのが新鮮だったんです。なんなら、そっちの朝の4時とか5時にメール対応もできるよ?みたいに、わけのわからない対抗心もわいちゃってww
あと問題は、ハワイから日本にいるクライアントにメッセージを送るケースですよね。お昼前の始動は問題なしとして、主に私が最も元気になる夜のご連絡は気をつけないといけません。原稿をメールで納品するのだって、深夜2時とか3時ってザラでございますんでねw
メールで連絡を取り合ってる方の場合は、夜中だろうが朝方だろうが、問題にならないことがほとんどですが、ちょっと気を遣うのはLINEなどで連絡を取り合ってるケースです。
まあしかし、これまた私が夜型であることをご存じのクライアントさんが多いのでね。クライアントさん自身も夜寝ている間は通知をoffにしておくでしょうし、夜中にメッセージを送っておいても、朝の6時とか7時とかに起きられた時にご確認いただいて、すぐ返事をしてくれて、私が午前中に見たり見なかったり、まあ遅くとも昼には見て返事をする、というわけです。
ただ、さすがに夜中の2時や3時になにか閃いたからって、リアルタイムでチャット、というわけには当然、いかないわけですよねw なので、翌日のお昼までタイムギャップが生じてしまう。
ですがハワイだとあら不思議! 夜中の1時だろうが2時だろうが、日本はまだ20時とか21時とかなので、その日のうちに送れちゃう&リアルタイムでやり取りできちゃう! 日本にいるときと比べて、お仕事のスピード感がケタ違いにアップするじゃありませんか。
さらにさらに! 日本で盛んに行われているけど個人的にはどうかと思っていた「朝活」も、
ハワイでなら参加できちゃうんじゃないか?とも思うわけです。
ハワイから日本のオンライン診療に参画可能なご時世となりましたら、日本時間の朝9時から勤務という、「そんな時間から業務開始なんて勘弁してくれ」と思ってしまうような勤務形態でも、ストレスなくできちゃうかもしれません。
課題はひとつ、「ハワイが日本より1日遅いこと」への適応です。
日本時間プラス5時間(さらにマイナス1日)というハワイ時間がいかにワーケーションに最適か、はわかりましたが、
問題は「1日ずれる」ことです。
まず、
カレンダーアプリの予定が1日ずれるのがキモチワルイw
ハワイに到着した途端、スマホやPCのカレンダーアプリに日本時間で入れていたスケジュールが、一気にハワイ時間に置き換わりますので、日本時間で火曜に予定していた韓国語レッスンが月曜の枠に書かれるわけですよ。
帰国後のスケジュール組みなどをするにあたって、「この予定は月曜でなく、日本の火曜である」と頭で書き換えてから、スケジュールを組まなくちゃいけなくて、このあたりがややこしい。
こうなると、ハワイで、帰国後のスポット勤務を決めよう、とか、打ち合わせの日程を決めよう、といったときに、カレンダーを、1日ずらして慎重に確かめなきゃいけないので、めんどくさいんですよね。「あれ、水曜が空いてる? いやこれ、日本だと木曜じゃん!」みたいなことがある。
ですが、こちらは件数も少なかったので、なんとかなりました。
こちらが日曜でも日本は月曜という状況が、便利だった部分もあります。
ハワイで日曜にひらめいたことがあっても、「あ、そうだ、日本はもう月曜になってるから、すぐに連絡できるw」というときもありましたし、
逆にハワイは金曜でも、日本は週末で、事務所がお休みになっちゃってる、ということもあるんですが、医療機関は土曜でもフツーにやってるところはザラですので、あまり問題にならないんですね。
むしろハワイが日曜の時に、日本が月曜というほうがありがたすぎます。
気づいちゃったの:あれこれ御託を並べ、本質から目をそらしていました。
私の旅人生の原点はソウルとここ、ハワイ。
コロナ禍初の海外はソウル、でしたので、そこはある意味「名目」は保ったものの、
ハワイに関しては、気づいたら「ホテル代も、物価も高いから」「時差があるから」「アメリカ圏は食事がまずいから」そしてコロナ禍後は「円安だから」など……。
「ハワイに行きたくても行けない理由」を正当化してしまっておりました。
そもそも複業において、一番やってはならないのが、自分がやらなくてはいけない、けどやれていないことに対して、あれこれ理由をつけて、やらないことを正当化していくこと。
にもかかわらず、私は「ハワイ」という地に対して、知らず知らずの間にそれに等しいことを行っていたのです……!
そもそもブロガー複業を始めたのは、このハワイやソウルでワーケーションしてみたかったからじゃないのか。
コロナ禍の混乱をいいことに、知らず知らずのうちに「原点」を忘れていました。
5年ぶりにハワイの地を踏んで、自分に対して、そしてハワイに対して、深く懺悔したのでした……。
以上、時差のあるハワイで「お仕事」してみて気づいたことを列挙してみました。どれもこれも「人生、これだから面白い」を実感することばかりだぜ。
やっぱハワイがいいですぅ~。なんとかして、年1回、ハワイで1週間~10日ワーケーションができるご身分になる!という新たな目標ができたのでありました。
なお、原稿執筆したのがハワイから帰国して2日、22時半過ぎに眠くなり、6時半に起きてしまう「超・朝型」サイクルとなってしまっております。この後はどうなっていってしまうのでしょうか。乞うご期待であります。
※2024年8月2日追記:その後3日もしないうちに「元のサイクル」に戻りました。そして現在、パリオリンピック開催中ww 27時~28時開催の競技も余裕な状態、いつも寝る頃、すでに外が明るくなってます。笑笑
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?