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再びポメラで打った文書を校正する ATOKの校正機能を利用する
以前にポメラで打った文章を構成するに際してWordを使う、と言う方法を紹介しました。
Wordの校正(校閲)機能
確かにこれは便利ではありますが、まだ自分にぴったりの校正のきつさを見つけられない でいます。
そして、オンプレミス(自分のマシンの中にはいっているソフト)で使うのとウェブ上での校閲結果が少しがあるように感じたし、操作体系も少し違いますので、違和感 がありました。
オンプレミスの場合はすごく細かいところまで設定が出来ますので、例えば出版社の校正の方などは非常に心強いと思います。
上記の記事を執筆以降、このような半分プロ用と思える少し荷の重い機能を、なんとか自分にフィットできるように校正のきつさを探している ところでした。
今回、Twitterで見た情報で上記とは別の方法で校正機能を使えることに気付きました。
そんな中、ATOK公式のTwitterアカウントから以下のようなツイートが流れてきました。
「ATOK Passport [プレミアム]」(年間/月間プランとも)にご契約いただくと、クラウド文章校正が使い放題となります。別途、校正サービスを契約する必要なく、手軽に文章校正が行えます。※契約後に利用できます。ATOK Passport→ https://t.co/6kF2ONSjQq
— ATOK公式 (@atok_js) May 30, 2022
ATOKにも校正機能が搭載されていた?
小理屈野郎は、PC、Android端末、iPad、そして組み込み済みのものですがポメラでもATOKを利用 しています。
Android、iPad、そしてPCそれぞれバラバラに買い切りのものを購入して使用 していました。
Android端末で、昨年11月からATOKはサブスクリプションスタイルに変わりました。それまで使っていたAndroid版ATOKはサポート対象外になる(アップデート等もなくなる) と言うことだったので、ATOKのサブスクリプションタイプのものに乗り換えました。
ATOKPassportという名前に変わったようです。
小理屈野郎はそのうちの「年間プレミアム版 」というものを使っています。
一応リンクを張っておきますね。
契約期間(1ヶ月ごともしくは1年ごと)、コース(ベーシックとプレミアム)で複数の選択肢があります。
小理屈野郎は、iPadもそのうち買い切り型のものがなくなるだろうし(事実今年の2月に買い切りが多のものはなくなりました)、PCにインストールしているATOKも2015年ぐらいのものだったので結構古くなっていることなどを踏まえ、1年契約のプレミアムコースに変更したのでした。(Windowsでサブスクリプション版を使うにはプレミアムコースが必須だった のです)
年間7920円、とそれなりに高額ですが、月割りにすると660円(税込み)です。
すべての環境でATOKを使いたかったので、プレミアム版にしたのですが、これであれば、Windows、Mac、Android、iOSすべてで利用できます。インストールは合計10台まで可能で、自動登録を含めた登録単語はすべての環境で共有できます。また、使いたければクラウド辞典も使うことが出来るようです。契約期間内なら常に最新のソフトが利用できます。
使えるサービスの中にATOKクラウドチェッカー (クラウドでの文章文章校正サービス)、と言うものがあったのですが、その時は特に気にしていなかったので放置しておりました。
ATOK公式のツイートを見て、校正(校閲)機能に少しモヤモヤを感じつつ使っている小理屈野郎としては、現在持っている自分の権利で使える(=有料)のものであるので、せっかくだから使ってみようと言うことで、実際に試してみました。
ATOKクラウドチェックを使ってみる
使い方としては、該当のホームページを開き、そこにテキストをコピーできる領域があり、そこにテキストをペーストします。
右上には校正内容(パターン)として、
「誤りだけチェック」
「ビジネス文チェック」
「公文書チェック」
「表記揺れチェック」
と4つのパターンが設定されています。
各パターンにはかなりたくさんのチェック項目(引用が大変なぐらいのチェック項目があります。)が含まれています 。
例えば、小理屈野郎がnote記事の校正をするとしたら以下のようなフローになります。
1.ポメラで作成したテキストファイルを「アップロード」機能を使い、自分のメールアドレス宛に送信する。
2,ATOKクラウドチェッカーの画面をウェブ上で呼び出し、ポメラから送ったメールの文面をメールソフト上で選択・コピーして、ペーストする。
3.「誤りだけチェック」をして、必要な変更を加えた上で、左上の「再編集する」のボタンを押下します。
4.「表記揺れチェック」を行い、必要な修正を加えると、ちょうど良い具合になります。
5.その内容をすべて選択した上で、これをnote記事に投稿として貼り付ける
校正機能はどの環境でもウェブ上ですべて完結 しますので、機種依存はありません。ちなみに推奨環境ではubuntuは入っていませんでしたが、問題なく動作 しています。
動作速度は4000字を超えるテキストでも、数秒で終了します。非常に軽快です。
校正の提案もあり、同様のミスを複数起こしている場合(表記揺れなどの場合が多いですが)、一括で変更できます。変換部分はどこを提案し、どこを直したか、と言うのをハイライトで教えてくれます。視覚的にも非常に分かりやすい です。
ホームページの隅から隅まで見ていると、こちらの機能は「Just Right!」という一太郎などにアドインできる文章構成エンジンをベースに作られていると言うことです。
一昔前に「Just Right!」を利用したことがあるのですが、その時はあまり使い物にならなかったような気がしましたが、それからだいぶと(おそらく10年前後)時間がたち非常に洗練されたエンジンになっているようです。
こちらをメインにしばらく校正作業をしていこうと思っています。
(今回のこの記事も投稿前にATOKクラウドチェッカーでチェックしています)
まとめ
ポメラで作成した文書を校正するに当たって、ATOKクラウドチェッカーがかなり有用であることが分かりました。
文章作成を生業にしている方の作る文章ではどこまで役に立つか、と言うことは小理屈野郎は分かりかねますが、アマチュアの文章作成家にとっては簡単だし、指摘は適切なのでかなり強力な武器になり得ると考えました。
また、クラウドソフトなので、利用環境に左右されず、随時アップデートもかかるでしょうし、校正の定義も刷新されるところが秀逸だと感じました。
ATOKクラウドチェッカーを利用するにはプレミアムコースでの契約をする必要がありますが、すべての環境で常に最新の環境が使え、登録単語も共有されます。そのような基本的な機能も充実しているので、ある意味お買い得ですらあると考えました。
ポメラで行った自動登録を含む単語登録は、ファイル形式にして出力できますので、適宜PC上で単語登録のファイルのマージを行い、ポメラ上でも疑似的に単語のクラウド共有に近いことを出来るようにしています。
ATOKを更新すること文章構成も含めで色々出来ました。
また、何かあればこのような記事を書いてみようと思います。
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