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「お金」のことを学べる本について
ご訪問ありがとうございます。私は普段、コレカラ・サポートという法人で相談支援の活動をしています。noteには、日々の活動の中で感じる疑問や、皆さんからいただく相談からの気づきなどから、何か日常のヒントになりそうなことを書いていこうと思います。
ビジネス書のランキング
先日久しぶりに本屋に行って、平積みされているビジネス書をふと見ると、「お金」をテーマとした本が多く目につきました。紀伊国屋書店ビジネス書ベストセラーランキングによると、上位10位の中でタイトルに「お金」という言葉が入った本が3冊ランキングしています。
資産コンサルティングがメインだった頃と比べて、すっかりこの辺の情報に疎かったのですが、今は皆さん、「お金」の何が知りたいのでしょう??
今回は、内容の話ではなく、あくまでぱっと見での個人的な雑感をつらつらと書いてみます。
最近の「お金」本の傾向
今も昔も、リード文(煽り?)に“今さら聞けない”とある本は、相変わらずそのパターンですか?とため息をつきたくなるいうのが第一感。日本の金融教育の遅れは、10年、20年経っても相変わらずなのね...どういった人がターゲットなのかが鮮明な反面、ちょっと複雑な思いもありです。
一方で、“稼ぐ”“使う”という項目がある本が増えてきたことには希望を感じました。今までずっと金融教育というより“殖やす”=投資教育、“貯める”=節約術のワンパターンだったので。本質的な部分を取り扱う本が出てくるようになったのは、とても良いことだと思います。
投資は勝ち負け?
最近はどうなっているのだろう?と投資関連の本も見てみたのですが、“勝ち負け”で投資を表現している本がまだまだ多いのは正直ガッカリでした。“投資”を正しく伝える本は相変わらず少ないのですね。
少し話がそれますが、冠婚葬祭に出席してファイナンシャルプランナーですと自己紹介すると、なぜか投資の話をよく聞かれます。
「今、どんな銘柄がオススメなの?」「ちばさんはFPだから結構勝っているんでしょ?」
場をわきまえろって話です(ウンザリ)誰がタダで教えるか!w
投資を“勝ち負け”という本(セミナーも)は買ってはいけません。その理由はこちらのサイトがわかりやすくてオススメ。
併せて読みたい本
実は先ほど紹介したランキングには、行動経済学の本がランクインしていました。基礎的なことよりも、実用的な内容を学びたい、ビジネスなどに役立つ知識を身につけたい人は、行動経済学の本がオススメです。読みやすいという意味ではこちらがオススメ。
経済は感情で動く(マッテオ・モッテルリーニ著)
あと、本ではないのですが、生活に役立つ金融知識を身につけたいのであれば、FP技能検定の3級が実はオススメ。今までに金融を学ぶ機会がなかった方はぜひ。
お金は大切だけど、それよりも大切なものもある
ちょうど今、ある新聞の掲載記事を監修しているのですが、「お金」にコントロールされる生き方と、「お金」をコントロールする生き方、どちらを選ぶのか?を、本や記事を通じて学ぶことができると良いと思っています。
働き方、生き方、ライフデザイン、様々な領域でお金は密接に絡んできます。「お金」を“使う”“稼ぐ”といったことと、ライフデザイン・ライフプランとが、バランスよく書いてある内容の本が増えると良いなと感じました。
まぁ、売れる本と役立つ本は必ずしもイコールではないのだけれど...
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