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私の婚活失敗談 ムダ毛処理で後悔した日
どうも、ばるせろなです。
婚活をやっていると、「相手から少しでもよく見られたい」という気持ちになりますよね。そのような背伸びしようという心持ちは、自分自身を今まで行けなかった高い場所まで引き上げてくれます。
そうやって自分の行動を一つずつ変えてゆくと、今まで気づけなかった新しい楽しみを見出せる。「変わることを恐れなければ、世界はこんなにも面白いんだなあ」と日々実感しますね。
まあ、年齢を重ねてくると、自分の行動変化による成長度よりも、加齢による魅力度低下の方が大きくてトータルマイナスになる場合もあるんですけどね・・・。
今回は、そんな私の変化の中からトホホな失敗談をお届けします。
それでは、本編をどうぞ。
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「私、毛深い男性苦手なんだよね」
婚活で偶然出会った女性と話をして、ポロッとこんな言葉が出た時、私は青ざめた。
私は昔から毛深くて、腕毛もすね毛もボーボー。髭は剃っても剃っても青髭が残ってしまう。以前サロン脱毛に通っていたことはあるのだが、私の強力な毛根の前では30回通っても目に見える成果は得られなかった。
最後の方は私も「これは全然ダメだな」と投げやりな気持ちになっており、施術中に仕事の疲れで爆睡をかます始末。
目覚めると担当してくれた女性がこんな顔↓
( ゚д゚)
をしていた。(そりゃそうだ)
しかし、目の前のちょっといいなと思っている女性が毛深いのは嫌と表明したとなれば、そんなことも言ってられない。その場はどうにかこうにかトークで繋ぎ、連絡先を交換し、一緒にランチを食べる約束を取り付けた。
武器を磨いておいて本当に良かったと思ったが、今後関係を進展させる上で障壁はできる限り取り除かねばならない。
燃え盛る熱情と少しのスケベ心に突き動かされた私は、すぐさま高出力の医療脱毛を調べ、契約までしてきた。(ひとまず髭と腕の脱毛を対象とした)
まさに疾風迅雷。普段から身を粉にして働き、金を溜め込んでいたのは、このような時にスピード感を出すためである。
やらない後悔よりやる後悔。今度こそ結果を出すぞと私は燃えていた。さらに、デート当日は見えない場所の毛も処理して臨む。
そんな私の姿勢が通じたのか、毛嫌いの女性は会った当初より少し態度が軟化したように見えた。デートの回数も重ね、2人の距離も縮まり、そのうち勝手に私の期待値も上がり始めた。
これは、もしかするとムフフな展開もありうるのでは・・・。
家で勝手にワクワクドキドキしていると、私はまた自分の体毛が気になってきた。
待てよ、毛深いのが嫌って、どこまでの毛が嫌なんだ?
散々悩んだ末、私の脳裏に天啓が舞い降りた。
「そうだ、やらない後悔よりやった後悔。自分が思いつく限りのベストを尽くそう!」
そうして迎えたデート当日
・・・タマキンが痛い!
私が浅はかだった。皮が薄い場所は敏感なのだから、手を出してはいけなかったのだ。てゆうか、そこに毛が生えていたからといって断る女性なんているか?
深刻な想像力の欠如である。下半身の横槍が入ると、人間はここまでIQが下がるのだと思い知らされた。
痛みにより内股になりそうなところを、必死に肩幅まで両足を広げ、男としての威厳を保ちながら私は女性の到着を待つ。
しかし、私の意地もそこまでであった。女性が到着してからはトークもエスコートもグダグダ。震えるタマキンを抱えながら、せっかく築き上げた好感度をすり減らし、次回デートのお断り受けたのだ。
その他の課題であれば友人にLINEで相談もできるのだが、夜にいきなり「タマキンの毛って剃った方がいいかな?」なんて聞いたらこいつは頭がおかしくなったのかと思われること確定である。
・・・まあ、やってしまった過ちをいつまでも引きずってもしょうがない。
手元に残った医療脱毛のプランも、どのみちやろうと思っていたのだから、良いキッカケを与えてもらったのだと思おう。
変化し揺らいでる自分を楽しめている限り、人生はバラ色だ。