大幅減の北朝鮮貿易 意外なものが輸出額1位だった

2019年比80.7％減の北朝鮮貿易総額

2019年6月・習近平主席訪中（提供 コリアメディア）

昨年の中朝貿易は減った減ったと五月雨式に報じられていたが、中国海関総署が1月18日に2020年の統計を発表。

2020年の北朝鮮との貿易総額が前年（2019年）比80.7％減の5億3906万ドル（約576億円）。

対中輸入は前年比80.9％減の約4億9106万ドル（約524億円）、対中輸出は同77.7％減の4800万ドル（約51億円）。

過去20年間で最低水準を記録した。

詳細を見ていくと、対中輸出では、時計類、人工毛かつらなどが大幅減。

輸出額1位だった時計類は85％減。

近年、北朝鮮は中国から部品や素材を輸入して組み立てる加工業へ力を入れているが、その部品が輸入できなかったためだ。

続いて、対中輸入は、輸入品目上位であったプラスチックや合成繊維などの資材が大幅に減に。

2020年の輸入額1位は食糧油だった。

しかし、これも前年比40％減少となった。

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