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ビバリーヒルズコップマラソン#2
高校卒業後しばらくぶらぶらしているとバブルが崩壊。その後リーマンショックで追い討ち。ありがたい事に無事ギリギリ滑り込みセーフで”就職氷河期世代”というレッテルをいただきました。
ありがとうございました。ま~結果なんとかなるんですけどね。
ー 暗いと不平を言うよりも、すすんで灯りをつけましょう ー
幼少期、日曜日朝のイラっとする宗教番組のこの言葉に励まされたりされなかったり。。
不況中の90年代は無事ニューロマンティクの洗礼を抜け出し、UKギターロック、ガレージロックなどなどオルタナティブロックとアルバイト漬けの生活。あと漫画とアニメと村上春樹と村上龍とSF小説。
そんな時代のビバリーヒルズ・コップ3。
ビバリーヒルズ・コップ3
副題:転生したらワンダーワールドの勇者になっていた件
ジョン・ランディスは愛されているな~~
本当に愛されている。
ジョン・ランディスにはどの映画も本当にお世話になったし、大好きな映画ばかりなんですが、見返してみてこれはキツかった。ですが全編ジョン・ランディス愛を感じる仕上がりになっているように感じました。「あ~~これが許されるんだ~~」って。
あくまで主観ですが最重要褒めポイントです。
最も盛り上がったシーンがジョージ・ルーカスを発見した瞬間DEATH!!!。
「ウヲーーーーーーーなんでーーーーーーー」って。
その後なんかそれっぽい脇役が大体カメオだと後から知ることになる。
グレムリンの人とか(@wiki調べ)。
愛されてる。
全編アクセル・フォーリーとの食い合わせの悪さを感じながら進行し、私の死んだ鯖のような瞳に生気が戻ることなくエンドロールを迎え、、拭えぬ「何を見せられているのだろう」感。。
「90年代の思想、閉塞感とは致命的に主題が合わなかったのかもしれない」とか、「せっかくのセットをちゃんと活用したかったのかな(MOTTAINAI)?」とか余計なことばかりの残尿感。
途中から転生無双ものと割りきって観賞してしまっていたことを深く謝罪します。
シリーズ1、2でパトカーの大量破壊に不安を感じておりましたが、そこが最大の足りないポイントなのではないかとズレた感想、今回二台(?)。モア・デストロ~~イ
あと最重要の「Axel F」含めサントラがなんか軽い。ナイル・ロジャース大好きなんですが。。
よしっ!全部時代の所為にしよっ?グランジとかサブカルとか。
割りを食ったのか?エディ・マーフィー。
ジョン・ランディス好きはぜひ課金してね!(てへぺろ)
ビバリーヒルズ・コップ : アクセル・フォーリー
これでとりあえず最後。しんどかった~~~。
観賞済みでしたが、ほぼ忘れていたので3のあと再度観賞。
要素全部盛りなのに胃もたれしない絶妙なバランスの大盛り揚げ物定食感。素晴らしい。
これだよこれこれ!あつうま~~。
3のフラストレーションを全部吹き飛ばすシリーズ越え最上級の仕上がり。
2でフェラーリ破損させて骨折したやつ、キラキラセージ(セルジュ)、ローズウッド/ダガートコンビもヨボヨボながらしっかり活躍してて(不安&)歓喜。
1と2の全要素(祝:パトカー群破壊復活)をこれでもかと絶妙なバランスで盛り込みながら、並行するテーマで娘との確執と和解の物語。
そりゃーね、みんな例外なく歳をとるわけですよ、頬周りも腹肉もタプタプになってゆくのに”アディダススーパースター”を頑張って履くわけですよ(私のことです)。
子供もできて「だーー」とか「まんまーー」とか「うーとだまん(ウルトラマン)」とかしか喋らず、ポニョの映画に連れていったら「くわい(怖い)、、」と開始30分で泣く泣く帰宅させられたりなど人間未満のバカ息子二人が、いつの間にか生意気にも哲学、文化、芸術を論じ、音楽、漫画、小説を深読みし、社会構造の矛盾、政治や貧困の問題を一緒に話すようになるくらい成長するわけですよ。
何が言いたいかと言いますと、親は確実に老いて奴らはイケイケになってゆくわけです。むかつく。誇らしさと寂しさと悔しさに打ちのめされる日々、継続中。
いつの間にか大人になっている、あの頃愛おしかった子を守り、導き、いたらなかった過去の贖罪の物語。
やばい、身につまされる。泣ける。上質のアクションと相まってサイコーのサイコーです。
でもね、、、
全編通して、最後に浮かんだ言葉が、『介護』だったのは心の奥底にしまっておきます。
ケビン・ベーコン
ビバリーヒルズ・コップの定型悪役感を押さえつつしっかり超えていてサイコーすぎて涙がちょちょぎれました。フットルース見直そー!
エディー・マーフィー
やっぱすごいな~~ほんと好き。渋色気全開でした。
マラソン疲れた。
次は『釣りバカ日誌』にチャレンジ!(嘘)