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【徹夜シリーズ】料理ってこんなに泣けるんだ。白と黒のスプーンについて#2

エピソード2では無名シェフ同士が、料理対決をするがその審査基準が創造不可能だ。痕跡を残そうと様々な創作料理に挑戦するが、アンシェフの繊細な基準にひっかかり脱落していくシェフ達。特に驚いた審査は野菜に火がちょうどよく通っているか、味のない花に意味はないなど。。「そこまでみる?」という繊細な評価が面白かった。今回は個人的に気になるシェフを記録する。


気になるシェフ

①원투쓰리(ワンツースリー)

본연(bornyon)

奉化(ポンファ)の鴨と覆盆子(苺科の1つ)に漬けた赤キャベツの芽
の料理、盛り付け調理方法が丁寧で美しかった。

②비아톨레도파스타바(ナポリマフィア)

VIA TOLEDO Pasta Bar

ナポリでの思い出を表現したフレッシュパスタ
ナポリでの華やかな思い出と、つらかった時期を一皿に表現している。
まるで絵画のような美しい盛り付けだった。
完璧に見えた料理に、アンシェフは装飾に使った「味のしない花」を厳しく評価する。ナポリマフィアは評価後に、アンシェフがオーナーを務めるモスでは花を使っていないかホームページを見たという(素晴らしい)。

③만찢남(漫画男)

조광201(朝光201)

美味しんぼ2巻25ページ東坡肉(トンポーロー)
出来上がった料理の隣に、漫画の1ページを破いておく不思議な光景。
漫画からインスピレーションを受けて、漫画の料理を再現できるという。
マンガ好きにはたまらないシェフではないだろうか。

1次ラウンドでは80人の挑戦者がいたが合格者はたったの20人に絞られた。

エピソード3からはついに有名シェフと無名シェフの対決が始まる。
その審査方法が公平かつ美しく、見ものとなっている。

食べさせるスタッフは緊張するだろうな。。

審査員の二人が目隠しをした状態で、味だけで評価するが二人の票が一致しなければいけない。1:1と評価が分かれた場合は目隠しを取り、二人で話し合いをして決める。私はこのルールを見たときに、味だけで勝負とはいえ二人の評価が分かれたときのために盛り付けも手を抜かない必要があると思った。

そしてこの審査方法で感じた違和感がある。
有名シェフ達の緊張感がリアル過ぎる。
これまで見た対決番組では感じなかった違和感だ。

目隠しをしていなければ、作ったシェフがわかるので審査にある程度の感情が入るのではないかと思う。自分の顔を見せない状態での評価は、料理人のプライドを考えると残酷にすら感じた。

気になるシェフの続き

④チョン・ジソン

天耳江南オーナーシェフ

その卓越した点心の腕前から「点心の女王」と呼ばれているそうだ。中華の華やかさを感じさせる、安定した料理が特徴。

⑤エドワード・リー

「610 Magnolia」オーナーシェフ

なぜこの番組に出演しているか不思議に思うシェフが殆どではないだろうか。この方、アメリカのホワイトハウスにゲストシェフで呼ばれたり、アメリカ版料理の鉄人で優勝、ジェームス•ビアード受賞したりと桁違いの経歴。
彼の作る料理はなんだろう、魂を感じる。お人柄もよく、過去にコロナで大打撃の米国外食産業、飢える失業者を「捨て身」で救う1人のシェフとして頑張った時期もあったようだ。

次回はいよいよチーム戦。これが本当に面白かった。個人主義のシェフが共同料理に苦戦する姿は、この番組でしか見れない。


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