星野源は今を生きている
いのちの車窓から2を読了
今回書き下ろされた「喜劇」があまりにも涙腺を刺激してきたので星野源への愛を書き残したい
以下ネタバレ注意
「喜劇」SPY×FAMILYのアニメ主題歌として「家族」をテーマに書き下ろした楽曲
星野源はこれまで「Family Song」や「恋」で「家族」というテーマを自身の考えですでに書き下ろしていた
すでに書き尽くしていると楽曲制作が難航する
家で締め切りに追われ頭を悩ませていると
深夜の散歩に誘われる
ウキウキのわんことパートナーとまだまだ楽曲の心配が抜けない源さんが散歩先で満開の桜を見つける
観光地だったり大きな木じゃなかったけれどその景色があまりにも綺麗でその時間が忘れられなくて歌にしたとの話
(間違ってたらすみません)
以下星野源ファン歴10年の私の星野源愛
私は星野源の楽曲の中で「不思議」という曲が好きである。これはとあるドラマの主題歌でいわゆるラブソングだが、好きとか愛とかを断定はせず不確かなもの自分と切り離したところにあるものとして扱っているすごく斬新なあたたかい曲でリリース当初から今まで何度も聴いている。
そしてこの曲がリリースされる直後に結婚の報告があったことも、この曲がそのパートナーとの曲ではと推測されラジオでそれを否定していたことも鮮明に記憶している。
これまで源さんは何度も繰り返し「自分のことを曲には書かない。」と発していた。
それから約1年「喜劇」がリリースされた
初めて曲を聴いた時はアニメのEDで、SPY×FAMILYのための家族の曲だと思った。内側に、間に存在する確かな愛の歌だった。
フルで楽曲を聴いた時、これはこれまでの源さんのそして今の家族の日常の曲ではと思った
でも上にも書いた通り自分のことは書かないと頑なに発信していた源さん
歌詞を何度も読みながら、何が呪いだろう、何に感謝してるんだろうと考えてみた
YouTubeで英語の歌詞も見たり考えたけどその謎はわからないまま
そして2年半の時を経て「喜劇」の背景が知れた
自分のことを書いた曲を書くのは恥ずかしい、例外を除いて絶対しないと強い意志を持っていたはず
源さんの呪いはこんな優しく解かれていたのかと、いのちの車窓から「喜劇」を読みながら空を仰いだ
源さんは「今を生きる」エッセイの中でも語っていた。時代もそれに合わせて自分の考えも変わる。少し趣旨が違うかも知れないが、確固たる地位を築きいろんな人から信頼を得てもっと威張っても鼻が伸びてもおかしくない立ち位置にいるはずの源さんは前から変わらず謙虚である。そして変わることに対して柔軟に素直に対応し、自分の立ち振る舞いを過去から未来まで気にしているような人である。その中にいろんな葛藤や配慮があるのだろうとおもう。ラジオで発した源さんの「ごめんね。」が鮮明に蘇る。
私が10年間見てきた星野源は本当にかっこいい人だ。
源さんは家族と過ごす時間を経ていろんな変化があったんだと確信に変わった。「POP VIRUS」の時からは想像できないくらい幸せなエピソードに1ファンとして涙を流さないわけがなかった。
「喜劇」のジャケット写真の桜が濡れているのは涙だろうか。またわからないものを考えてみる。
源さん結婚して本当に良かったですねとファン心で泣きながら余計なお世話を焼いてしまった(笑)