「ゲーム文化」という話
スマホで手軽にゲームが遊べるようになってからは、「ゲームで遊んだことはない」という人は殆どいないのではないでしょうか。
マリオやカービィなどゲームの人気キャラクターも多いですね。
そんな多くの人に愛されているゲームですが、最近のゲームは、ただ、遊ぶためだけのものではなくなってきていると思います。
以前、紹介したゲーミフィケーションの様にゲームは幅広く活用されています。
今回は、そんなゲーム文化のいくつかを紹介したいと思います。
①ゲームで結婚
最近、ゲームがきっかけで結婚をしたという人が増えているそうです。
例えば、『荒野行動』というオンラインの3Dガンシューティングゲームがあるのですが、その荒野行動 というゲームをきっかけに結婚するということがあるそうです。
荒野行動(画像)
(https://www.teluru.jp/posts/517より)
オンライン上で男女(男男、女女)が一緒に協力して敵と戦っていくうちに親密になり、実際にカップルになり、そのまま結婚することがあるそうです。
最近だと、荒野行動でカップルが出来ることから、ゲーム内に結婚機能をつけるという発表もありました。
『「荒野行動」、結婚システムを発表! オフラインイベントにて今後のアップデート内容を明らかに 』
https://www.google.com/amp/s/game.watch.impress.co.jp/docs/news/1220/432/amp.index.html
②ゲームで修学旅行
今年はコロナの影響もあり、学生たちも修学旅行にいけなくなるなどの影響を受けましたが、カナダの高校は『assassin's creed odyssey 』というゲームの中で修学旅行を行いました。
『assassin's creed odyssey 』には教育を目的とした「ディスカバリーツアー」が搭載されています。
また、『assassin's creed odyssey 』は古代ギリシャが舞台とされており、ゲーム舞台の監修には歴史学者も携わっているので安心して学べそうです。
『カナダの高校が新型コロナで中止となった修学旅行を『Assassin’s Creed Odyssey』で行う。Ubisoftも全面協力し生徒たちにGoogle Stadia用のキーを配布』
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f1dc70d9896fba71c00221fa9fb6e1699881a25
③ゲーム内で葬儀
コロナの影響で葬儀が出来なくなっている地域ある中、ゲームで葬儀が執り行われたという例がありました。
そのゲームは『ファイナルファンタジー14』です。
ファイナルファンタジー14はオンライン上で集まれるため、人との接触を避けながら葬儀が出来るというメリットがありますね。
『『FF14』ゲーム内で数百名による大規模な葬列ができる。新型コロナウイルスで亡くなったフレンドを悼む』
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20200415-121294/
④ゲームと美術館
コロナの影響で美術館が通常通り運営が出来ない中、ゲームを利用して作品を公開するという動きがありました。
そのゲームは『あつまれどうぶつの森』です。
ゲティ美術館やメトロポリタン美術館、ポーラ美術館などの有名な美術館が『どうぶつの森』で作品を紹介しています。
メトロポリタン美術館が公開した作品(画像)
(https://www.google.com/amp/s/game.watch.impress.co.jp/docs/news/1250/763/amp.index.htmlより)
⑤ゲームと抗議デモ
コロナの影響で政治への抗議デモが行いにくい中、ゲームで抗議デモを行うというニュースがありました。
抗議デモに利用されたゲームも『あつまれどうぶつの森』です。
こちらは香港での抗議デモが『あつまれどうぶつの森』で行われている画像です。
(https://wired.jp/2020/04/23/animal-crossing-hong-kong-protests-coronavirus/より)
また、『GTAオンライン』というゲームでもデモが行われたというニュースがありました。
『香港民主派と親中派、人気ゲーム「GTAオンライン」で衝突 思想戦に発展』
(https://www.afpbb.com/articles/-/3261298?cx_amp=all&act=allより)
⑥ゲームと音楽ライブ
コロナの影響で音楽ライブが行えない中、UCバークレー校がゲームを利用した音楽ライブを行ったそうです。
音楽ライブに利用されたゲームは『Minecraft』というオンラインゲームです。
ライブの出演者はBARELY ALIVE、CASH CASH、DJ SODなど、70名ほどの出演者がいたそうです。
⑦ゲームとジャーナリズム
非営利組織「国境なき記者団」が検閲のある国で、ゲームを利用して報道が行っているというニュースがありました。
その報道に利用されていたというゲームも『Minecraft』だそうです。
国境なき記者団は「Minecraft」のゲーム内でデジタル図書館を開設し、図書館の本を利用して検閲のある国で報道を行っているそうです。
国境なき記者団、検閲に対抗する図書館をゲーム「Minecraft」で開設 -
https://www.google.com/amp/s/japan.cnet.com/amp/article/35150860/
まとめ
他にもゲームを利用したADHD症治療や仮想卒業式など紹介したいことはあったのですが、長くなりそうなので割愛します。
こうしたゲーム文化の変遷を観察するのも面白いものですね。