ロープロファイルキースイッチ静音化への挑戦
表題のとおり、ロープロファイルキースイッチの静音化Modにチャレンジしてみました。
その結果と感想の記録です。
動機
Nuphy や Keychronなど、ロープロファイル・カスタムキーボードを展開しているキーボードメーカーはいくつかあり、その品質も高いものが多いです。
自分は保有していませんが、Lofree flow のように打鍵感の評判が高い製品も出てきました。
品質の高いロープロファイルキーボードが多数発売される中、唯一不満に思っていることがあります。
なぜか「静音モデル」が発売される気配がありません!
※この記事執筆をサボってる間にしっかり静音リニア軸が世に出ているようでした…
ロープロファイルキーボートに求めるもの
個人的にロープロファイルキーボードに求めるものが2つあります。
1つめは「打鍵感」の良さ。
ノーマルプロファイルと比較すると劣るのは致し方ないと思いますが、メカニカルキーボードである以上、打鍵感は重視したいポイントです。
2つめが「静音性」。
ロープロファイルキーボードの良さは、その携帯性の高さであると思います。
つまり、外で使用する際に持ち運びしやすいということ。
ロープロファイルキーボードの薄さ・軽さが強みになります。
以上のように、ロープロファイルキーボードでは、「打鍵感」・「静音性」を可能な限り重視したいところですが、これらを満たすメカニカルキーボードが少ないです。
ロープロファイルキースイッチ静音化への挑戦
と、いうことでチャレンジしたのがロープロファイルキースイッチの静音化という選択肢です。
改造対象となるキーボードはこちら
Keychron K11 pro 、Aliceレイアウトの数少ないロープロファイル65%レイアウトモデルです。
以前の記事で紹介した通り、現在のメインキーボードは Keychron Q8 pro ですが、外出先でも Aliceレイアウトがいいなー、ということで、外出用キーボードとして購入しました。
静音化カスタマイズ
さて、購入段階ではタクタイル好きであるため、 Gateron Low-Profile 2.0 Mechanical Switch Brown を選択したので、これを静音化していきます。
やることは単純です。
キースイッチを解体し、ステムが接触するトップハウジングとボトムハウジングの一部にテープを貼付するだけです。
※キースイッチはルブ済みなので、洗浄するのを忘れないようにします。
ボトムハウジングは3Mの布テープ。
トップハウジングはバンドエイドのテープ部分。
初回はトップ、ボトムともに3Mにしようかと思っていましたが、3Mのテープはやや厚みがあり、著しくキーストロークを損なってしまったので、トップハウジングのみ、さらに薄いバンドエイドを採用することとしました。
おわりに
作業時間が膨大でしたが、打鍵音はまさにサイレントキースイッチになりました。
ただ、ややタクタイル感が無くなってしまい、そこはしょうがなかったかなーと思います。
静音ロープロファイルキースイッチがもっと普及してくれると嬉しいなーと思います。