Durock Silent Linear Dolphin 【キースイッチレビュー】
今日のキースイッチ
今回、レビューさせていただくのは
Durock Silent Linear Dolphin
に、なります。
仕様
サイレントリニアスイッチ
ハウジング素材:Top:ポリカーボネート樹脂(PC)、Bottom:ナイロン樹脂(Nylon)
ステム素材:ポリアセタール樹脂(POM)
マウント方式:5ピンPCBマウント
総トラベル:4mm
作動トラベル:2mm
ボトムアウトフォース:62gf
スプリング:Gold-plated Spring
※遊舎工房さまサイトより引用
使用感
サイレントリニアスイッチはこれしか使ってないので、相対的な評価ができないことをご容赦ください。
まずはサイレントリニアと銘打つだけの静音性。
ルブ済なのでカサつきもほとんど気にならず、底打ち音はほとんど気になりません。
これは、ステムの横側にシリコンゴムが装着されている形状が寄与していると思われます。
追いルブにより、静音性がさらに増すので、絶対静音!という方はぜひ試していただくと良いとおもいます。
ぐらつきもなく、高い品質であることを感じさせるリニアスイッチです。
気になる点
もっとも気になる点はその重さと独特のゴム感。
ボトムアウトフォース 62gf ということで重いことは分かっていましたが、ステムのシリコンゴムとの相乗効果なのか押し込むときにかなり重みを感じ、サクサクとはかけ離れたズッ、ズッ、とした感覚を感じます。
もちろん、単なるデメリットではなく、好きな人にとってはこの重厚さがたまらないと思います。
また、これもステムのシリコンゴムによるものですが、底打ちの打鍵感のゴム感もすごいです。
コトッではなく、グニッ、というはっきりとしたゴム感が指に伝わります。
これも好みが別れるでしょう。
所感
重い静音リニアを探している方にとっては第1選択肢になるほど有名な本スイッチですが、人気通り素晴らしいスイッチだと思いました。
ただ、上述のゴム感がどうしても気になり、現在は1軍落ちしています。
先般記事にした Kailh Midnight Silent V2 Tactile を試したところ、軽量静音タクタイルの魅力に取り憑かれてしまったからです。
もちろん個人の好みの問題なので、いずれまたDurock Dolphin に戻ってくることがあるかもしれません。それほど、静音スイッチの素晴らしさを教えてくれた良スイッチでした。