「子どもの未来を守る!正しい座り方の大切さとその方法」
昨日の記事でもチラッと話しましたが、全国的にみると、
現代の子どもたちがデジタルデバイス、
特にスマートフォンやタブレットを多用する風景が日常となっています。
それと同時に、多くの子どもたちが、不適切な座り姿勢で長時間を
過ごすことが増えてきました。
この記事では、子どもたちの正しい座り姿勢を理解し、その保持のための実践的な方法をご紹介します。
子どもの正しい座り姿勢
1. 肘・膝の角度の調整:
肘の角度: 机に手を置いたとき、肘は約90度の角度で曲がっているのが最適です。高すぎる机や低すぎる椅子を使用すると、肘の角度が不自然になり、肩や背中への過度な負担が生じる可能性があります。
膝の角度: 子どもが椅子に座る際、膝の角も約90度に保つことが理想的です。この角度を維持することで、腰や背中にかかる負担を最小限に抑えることができます。膝が90度よりも伸びたり、曲がったりすると、腰への負担が増える可能性があります。
2. 背中のS字カーブの維持:
背骨は自然にS字の形をしており、このカーブを維持することで体重を適切に分散し、背骨の健康を保つことができます。椅子の背もたれを適切に利用して、このS字カーブを支えることが重要です。座り姿勢が前のめりや後ろかかりとなると、背骨への不適切な負担がかかります。
3. 足の安定性:
足は床全体に平均的につけ、バランスを取るためのサポートとして機能させることが大切です。足が浮いていると、体のバランスを維持するために腰や背中に余計な負担がかかる可能性があります。子どもの足が床にきちんと届かない場合、足置きやクッションを利用して足の安定性を確保することが推奨されます。
なぜ正しい座り姿勢が重要なのか?
健康的な成長のため : 正しい姿勢は子どもの健康的な骨格の成長をサポートします。不適切な姿勢は骨格に歪みを引き起こす可能性があり、成長期に特に注意が必要です。
疲れの軽減: 正しい姿勢を維持することで、筋肉や関節への過度な負担を防ぐことができ、疲れを軽減することができます。
集中力の向上: 快適な座り姿勢は、勉強や仕事に集中するための基盤となります。不適切な姿勢では、不快感や痛みによって集中力が散漫になることが考えられます。
正しい座り姿勢を習慣化することは、子どもたちの身体的健康だけでなく、学業や日常生活の質の向上にも寄与する重要な要素となります。
姿勢の悪さとその具体的なリスク
体調への影響:
呼吸困難: 前かがみの姿勢では胸部が圧迫され、深い呼吸が難しくなることがある。これにより酸素の供給が十分に行われず、疲れやすくなる原因となる。
消化不良: 姿勢が悪いと内臓に圧迫がかかることで、食物の消化がうまく行われないことがある。これにより胃の不調や胃酸逆流などの問題が生じる可能性がある。
骨格への問題:
腰痛: 前かがみの姿勢や、不自然な座り方は腰への負担が増大し、腰痛の原因となる。
頸部痛: スマートフォンやタブレットを低い位置で長時間見ることは、首への負担を増やし、頸部の筋肉や骨格に負担をかける。
肩こり: 正しい姿勢を保てないことで、肩周りの筋肉に過度なストレスがかかり、肩こりを引き起こすことがある。
ケガの危険性:
転倒: 特に足の位置が不安定だったり、床との摩擦が不足していると、子どもは転倒しやすくなります。
関節の負担: 不適切な姿勢は関節にも不要なストレスをかけることがあり、関節痛や、将来的には関節の変形などのリスクをもたらす可能性がある。
子どもたちの正しい姿勢の維持をするには:
模範としての大人の役割:
実践: 大人自身が正しい姿勢を常に維持すること。
家庭での習慣: 食事中やテレビを見るときなど、家庭の中での座り姿勢を意識し、正しい姿勢を実践することを習慣化させる。
情報伝達の重要性:
絵本やビデオ: 姿勢の大切さを伝える子ども向けの絵本やビデオを一緒に見る。
実際の例: 姿勢が悪いとどうなるか、または良い姿勢がもたらす利点についての実際の例や写真を見せる。
体幹のトレーニングや筋力アップ:
遊びを取り入れたエクササイズ: バランスボールやホッピングボールを使用して、遊び感覚で体幹を鍛える。
家庭でのシンプルなトレーニング: プランクや腹筋、背筋を毎日数分間行う習慣をつける。
成長に合わせた家具の利用:
調整可能な椅子: 高さや深さが変更できる椅子を選び、定期的に子どもの身体に合わせて調整する。
足置きの活用: 椅子の高さに合わせて、足が浮かないようにするための足置きやスツールを使用する。
背もたれの形状: 背骨のS字カーブをサポートする形状の背もたれがついた椅子を選ぶ。
定期的なチェックとフィードバック:
姿勢のチェック: 週に1回程度、家族でお互いの姿勢をチェックし、フィードバックを行う。
専門家のアドバイス: 必要に応じて、理学療法士などの専門家に子どもの姿勢を見てもらい、アドバイスを受け取る。→連絡をいただければ私でも!!
最後に
今後も、具体的に姿勢をよくする運動や、意識づけなどの方法を発信していきたいと思います。
これからも子どもたちの未来に一緒に関わっていきましょう。
よろしくお願いいたします。
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