東京マラソンの日本勢主な出場選手と男子代表争い
3/4 13:38追記 細谷恭平、小椋裕介選手らいくつかの選手の欠場が発表されました。主な注目選手からは鈴木健吾、吉田祐也、井上大仁選手の3名が出場する事になります。
3/4 22:40追記 新たに土方英和選手について追加しました。また、細かな訂正も行いました
今シーズンも様々な大会でハイレベルな優勝争い、好タイムが続出していますが、3月6日には東京マラソンが開催されます。今回は、今年度の最終選考レースになる男子の日本代表争いについて、東京マラソンの出場選手を抜き出して展望していきます。
はじめに
今年度からの日本代表選考には、男女共通で「JMCポイント」「パフォーマンスポイント」の2つが定められました。日本陸連の特設ページに方式が載ってますが、少しでも多くのポイントを稼ぐには「タイムと順位と安定感がトータルで必要」になります。この数値が代表選考の重要な鍵を握ります。タイムをポイントに換算する際には陸上競技のスコアリングテーブルをそのまま引用していて、日本勢での順位が高ければ高いほどJMCポイントが多く加算される方式となっています。
現在はシーズンⅠ中で、2020年12月〜2022年3月内でポイントの高い2レースの獲得ポイントを合計し、男女それぞれで最もポイントを稼いだ選手に600万円(2位300万円、3位100万円)が与えられるようです。なお優勝者は、シリーズⅠの順位が確定し次第オレゴン世界選手権内定となります。
(→仕組みからして、初マラソン組は好走しても選考要件で留まる点は抑えておくべきです)
さて、東京マラソンには数多くの国内有力選手が出場します。今回は主に6選手を抜き出して現時点での代表争いの有利不利を合計ポイントを交えて分析してみます。以下の選手達が日本勢トップ(選手によっては2位,3位)に入ると仮定してるので、下位に沈んだ時は想定してません。恐らく、そうなった時は代表落ちとなるでしょう。では始めます
鈴木健吾…PB2:04:56
細谷恭平…PB2:06:35 ※欠場
土方英和…PB2:06:27
吉田祐也…PB2:07:05
井上大仁…PB2:06:47
小椋裕介…PB2:06:51 ※欠場
推測される事は
今回挙げた6選手の得点は、最高で2720P、最低でも2680Pに届くと考えて分析しました。その中で、最もアドバンテージがあるのは鈴木健吾選手で間違いないでしょう。日本勢トップを獲れれば代表も99%獲れます。強豪ぞろいですが、2時間06分中盤辺りで走れればシリーズチャンピオンに届くと思います。
吉田祐也選手は、自己記録(2:07:05)付近か更新するとシリーズチャンピオンの芽が出てきます。フルマラソンは1年3か月ぶりですが、ブランクを感じさせない爆発力でレースを楽しんでもらいたいです。土方英和選手も吉田祐也選手と同じく自己記録(2:06:27)付近で走ると代表により近づく結果が着いてきそうです。
井上大仁選手は他の3選手と比べて、日本勢トップに加え大会記録を想定し突っ走る方が良さそうです。持ち前の攻めの姿勢を崩さずに走り切ってもらいたいです。
その他の実力者は
5選手以外にも高久龍、上門大祐、定方俊樹、下田裕太、菊池賢人選手と、去年の大会で好タイムを記録した選手も多数出場しますし、別府大分や大阪・びわ湖統合大会で躍進した初マラソン組にも大いにチャンスがあります。日本勢トップかつ2:07:31(統合大会で優勝した星岳選手のタイム)を超えられれば代表選考にまず間違いなく掛かるはずです。まずは鈴木健吾選手や吉田祐也選手などを上回る、人生一の走りが求められます。
ファンの間では、東京マラソン=マラソン日本一決定戦とも称される大会で、選手ももちろん気合が入ってます。久々の海外招待を交えての大会、無事に開かれ、超ハイレベルな争いが繰り広げられるのを楽しみにしています。
まとめと予想
今回取り上げた6選手が世界選手権の日本代表に選ばれるには。
鈴木健吾…日本勢トップはマスト
細谷恭平…去年のびわ湖の再現を
吉田祐也…自己記録(更新)
土方英和…自己記録
井上大仁…大会記録更新へチャレンジ
小椋裕介…日本記録更新へチャレンジ
共通→ベストを尽くす
当日の気象状況が出てきましたが、気温上昇と(終盤は)強風に悩まされるかもしれません。長々と書き連ねてきましたが最後に上に記したまとめを置いて終わりにします。ありがとうございました
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