新年最初はニューイヤー駅伝2022。結果は?
皆様、新年あけましておめでとうございます。新年らしく?富士山の写真を載せておきます
未だ様々な制限を課される状況下ではありますが、徐々に緩和、柔軟な対応が成される大会も増えてきており、「お正月の日常」感が戻りつつあるのは嬉しく思っています。余談ですが、筆者も年末年始は仕事が久々に(2年ぶりに)忙しく、加えて録画機器の調子が悪く、レースの全てを見られなかったのはただただ残念でありました。
さて、ここでは新年1月1日に行われたニューイヤー駅伝2022の結果を載せていこうと思います。今大会は激走あり、波乱あり、競り合いあり、失速もありと、当初予想されてなかった展開となり、びっくりしました。以下に上位8チームと、入賞から漏れたチームについて少しコメントしていきます。
🥇Honda(4時間51分04秒)
創部51年目にして初優勝!今まで上位の常連だったチームがついにやりました。2区までは23位でしたが、3区以降は確実に区間1桁で走り6区でついに逆転首位、7区土方選手断トツ区間賞で勝負を決めました。6区は2009年以来初、7区は2009年池上誠悟選手以来の区間賞獲得でした。皇学館大、東京農業大、東京国際大、法政大、中央大、國學院大と大学時代のエース格が勢揃いした今回のオーダー、見事に噛み合っての優勝でした。おめでとうございます(実況は「決してエリート揃いではない」と言っていましたが筆者は違う、そうじゃないと考えてます…)
🥈SUBARU(4時間52分09秒/トップと1分05秒差)
チーム史上最高の2位!2区キプランガット選手が来日早々ハイパフォーマンスで首位に立つと3区梶谷選手が粘り、4区を9年ぶり区間1桁で走ります。5区移籍の照井選手も区間3位の快走、7区口町ロケットこと口町選手が一時首位に5秒差まで迫る優勝争いを展開、前回大会を東日本予選棄権で出場ならずの悔しさを見事に晴らしました。ちなみに、去年不出場→翌年躍進は富士通と同じでした。
🥉旭化成(4時間52分47秒/1分43秒差)
今年も安定の旭化成。3区相澤選手が区間新記録の快走でトップに16秒差に肉薄しましたが、「凌ぎの4区」で市田孝選手が苦戦。5区で大器候補の小野選手が区間賞を獲得しましたが、首位との差を詰める事は出来ませんでした。筆者は当日のオーダーを見て優勝候補筆頭と考えてましたが、現実はそう甘くはなかったです。
三菱重工(4時間52分49秒/1分45秒差)
三菱重工、実は上位8チームで唯一7区間全て1桁順位で中継所通過してました。2区終了時5位から3区林田選手が開花!チームの3区最高記録を軽々と更新し4区井上選手、5区山下選手までトップで通過、中盤まで優勝争いの主役でしたが逃げ切れず。6区で首位を明け渡し、7区で2019年優勝争い以来再び旭化成との競り合いも3位入りは果たせませんでした。
トヨタ自動車(4時間54分08秒/3分04秒差)
オーダー発表から怪我でビダン・カロキ選手が走れず。大石選手が病み上がりと不安を残したトヨタ自動車。健闘したと思います。2区堀尾選手が日本選手3番目、3区太田選手が区間2位、4区西山選手も初の4区で区間6位と上位で展開しましたが5区4年連続の服部勇馬選手が残念ながら振るわず、失意の五輪から復活とはなりませんでした。
黒崎播磨(4時間54分50秒/3分46秒差)
SGホールディングス(4時間54分52秒/3分48秒差)
トヨタ自動車九州(4時間54分53秒/3分49秒差)
黒崎播磨、55年ぶりの6位入賞!3区田村友・4区細谷・5区土井選手と強力なオーダーを組み逃げ切りました。4区細谷選手はコース変更後初の63分台区間新!実力が本物である事を示しました。SGホールディングスは22年ぶりの入賞!8位に滑り込んだトヨタ自動車九州と共に徐々に上位へ進出、SGは最終7区の三上選手区間2位の快走、トヨ九は4区初の藤曲選手が区間3位、からの6区今井篤選手で入賞圏内へと入りました。
以下、入賞ならず
9位 GMOインターネットグループ(トップと3分54秒差)
10位 日立物流(4分01秒差)
11位 トヨタ紡織(4分15秒差)
12位 富士通(5分32秒差)
惜しくも入賞とはならなかった4チームを挙げます。GMOインターネットグループは4区吉田祐選手が9人抜きも序盤の出遅れが響いたか。倉田選手など主力も一部欠いてました。日立物流、トヨタ紡織は区間最低順位が共に15位と大崩れは有りませんでしたが秒差の争いに敗れました。富士通は…4区中村選手失速と2区ロキア選手区間32位が最後まで足を引っ張ってしまったでしょうか。優勝トロフィー紛失のバタバタがレースにも表れた?かどうかは分かりませんが、後味の悪い形となりました