読み手のことを第一に記事を書こう~『賢い人のとにかく伝わる説明100式(深谷百合子著)』出版記念イベントでの気付き~
今回のテーマは「読み手のことを第一に記事を書こう~『賢い人のとにかく伝わる説明100式(深谷百合子著)』出版記念イベントでの気付き~」です。本イベントでの気付きについて中心に書いていきたいと思います。
1,嬉しい個人的なニュース
イベントとは直接関係ないのですが、嬉しかったことを書かせてください。
以前Noteに投稿した本書の読書感想文を著者である深谷さんが読んでくださり、直々にコメントをくださりました。とても嬉しかったです!
Noteがブログだけでなく、SNS的な側面もあることが実感された出来事でした。
2,イベントでの気づき
3月9日(土)14時~、東京・品川で開催された、『賢い人のとにかく伝わる説明100式』の出版記念イベントに参加しました(より正確には、当日現地に行くことができなったため、PCで視聴しました)。
本イベントで得られた3つの気づきをこれから挙げたいと思います。
①相手を思いやる気持ちを持って説明する
まず最初に説明を料理に喩えられ、人に伝わる説明をするには「素材(what)」だけではなく「レシピや盛り付け(How)」も重要であることが述べられていました。
まさに書籍で一貫して述べられている「相手を思う気持ちが大事」ということを分かりやすく示していただきました。
そうなんですよね。説明する内容に気を取られるあまり、聞き手のニーズに気を配らず、プレゼンを大失敗してしまった苦い経験を思い出しました。
受け手のニーズを考え抜くことは、私が携わっている商品開発でも基本中の基本です。
戒めの意味で、改めて日々心掛けたいと思います。
②行き違いを生む原因は曖昧な表現
その後、二つのケーキが描かれたイラストが呈示され、その説明の仕方について実例が挙げられていました。
例えば「二つのイチゴがのっているケーキ」と説明してしまうと、一つのケーキに二つイチゴがのっているかのように受け止められ、このような曖昧な表現から行き違いが生まれてしまう危険性が示されていました。
書くときには気を付けていることでも、話すときには意外とやってしまっているものです。
また聞いている側も自分で勝手に解釈せずに、積極的に曖昧さを排除するように質問して確認することも大事であることが述べられていました。
こちらも改めて気を付けたいと思います。
③ターゲットを絞る重要性(「あの人」に向けて言葉を紡ぐ )
続いて書籍の執筆時のエピソードが話されていました。
本書の想定読者は「30-40代ビジネスパーソンで普段あまり本を読まない人」とのこと。
本書では見開きで一つのトピックが読み切れるようにレイアウトされていたり、それぞれのトピックが終わるごとにポイントが示されていたり、随所に読みやすい工夫がされているのですが、それは「普段あまり本を読まない人も読みきれる気配り」であったことがよくわかりました。
また執筆を進めるにあたって「著者のかつての部下に話を聞いたことで、言葉が湧いてくるようになった」ということ。
これらのエピソードは、まさにマーケティングでいう「ターゲットを絞ること」、「より具体的に人間像を描き出す(ペルソナ設定)」、その人から直接話を聞くことで「その人の悩みの背景にある本質を抉り出すこと(インサイトの発見)」に当たるかと思います。
これらのプロセスを一つ一つ丁寧に実行され、それがターゲットに深く刺さった結果が、好調な売り上げにつながっているのですね。
3,今回の学びを受けて
今回の気付きを受けて、私のNoteでの記事を届けたい人はどんな人なのか明確にしたいと思いました。
というのも「これまでに学んだことをアウトプットして成長したい」という想いで、とりあえず始めたNoteでしたが、「どんな人に届けたいのか」具体的に考えていませんでした。
そこで今回、届けたい人を「10年前の私」として以下のように考えてみました。
そのようなターゲット設定をすると、記事の作り方も変えないといけないことが分かりました。
成長が実感できないと焦りを持つ人に向けて、マーケティングだけでなく、働く上で日々心がけたいことも積極的に書く。
時間がない人でも役立てていただけるように、記事の最後に「ここだけは持ち帰っていただきたいポイント」を示して終える。
時間がない人でも読みやすいように、一つの記事が2,3分で読めるくらいコンパクトで、より伝わりやすい文章にしていく。
まとめ
今回、「読み手のことを第一に記事を書こう~『賢い人のとにかく伝わる説明100式(深谷百合子著)』出版記念イベントでの気付き~」について書きました。
<ポイント>
・人に伝わる説明をするには「何を話すか(what)」だけではなく「どのように伝えるか(How)」も重要
・行き違いが生む曖昧な表現を避けよう
・読み手への気遣いが伝わる説明を生む
今後、もっと伝わりやすい説明ができるように著者の「説明力養成講座」にも参加したいと思います。
お読みくださり、ありがとうございました。