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おっさんミニ情報10 ちょっと気に入っている街 長野県長野市

 おっさんが興味深いと思った事象、あるいはコアな情報を提供するおっさんミニ情報。今日はおっさんが気に入って年に1、2度訪れる街の一つ、長野県長野市を紹介したい。

<アクセス>
案外多くの方法があってアプローチしやすい。
①新幹線
②高速バス
③自家用車(高速道路経由)

 おっさんは最近は②を選択している。理由は第一に非常にお安いからである。
 ①の半額(前日入りの宿泊費入れても2/3)、③は車を持っていればそこそこお安いが、持っていたとしても手間と金額はやはり②が優れている。

 快適さや速さで言えば当然①ではあるが、こちらは状況による。現地でのスタート時刻が結局遅めであることや、移動時はガッツリ読書時間と割り切れるので②が良いと思っている。片道だけでも全然違う。

 ともあれ、往復で6000円弱で長野に着けるというのは、東京近郊に住んでいる人には結構お手軽な感じがする。

<気候>
 最近はどこも暑いが、それでも涼しい地方に思う。平均気温は執筆の5月時点では都心より5度低く、夏場は3度低い。
 近年の異常な暑さを考えるとそれだけでも有難い温度差である。おっさんが春を過ぎたら長野を思い浮かべるのはこのためかもしれない。
 また、紅葉も早いので秋(10月頃)にも行きたくなる。意外と年間降水量も少ない。


<善光寺で有名>
 長野市はやはり善光寺とその周辺が最も有名な観光名所と思われる。定番と言えば定番だが、あれだけ立派な寺院で、周辺の町も雰囲気があるとすれば、何も予定が無くても一先ず立ち寄る場所になってしまうと思う。
 周辺の町、商店街の雰囲気もお寺に合わせて純和風な装いが多い。適当に歩いてお茶しただけでも、なんとなく観光気分になる。


<車だと山間部を楽しめる>
 善光寺よりも北西の山間部に入っていくと、一挙に自然を感じられる。
 バードラインはドライブやツーリングに好ましい。七曲りというくねくね曲がる道や、その先にあるフォレストアドベンチャーなどの施設は体感系として大いに楽しめそうである。
 そして戸隠方面に行くのであれば、結局通る道でもある。
 長野定番の観光名所ではあるが、王道ならば車かもしれない。


<歩きなら街ブラ>
 一方で王道じゃなくておっさんらしい楽しみ方を語るなら、やっぱり街ブラである。長野駅から善光寺界隈をぶらぶらしつつ、寺院関係の建物や点在する大学施設を見ると既設によっていろいろな発見がある。
 食べ物関係の催し物から、絵画や手芸などの地元系の展示、駅の近くならばドンキホーテやカードゲームのお店もある。
 日本全国どこでも変わらない景色であると言い切ってしまえばそう見えなくもないが、そこに長野らしさ(地物の野菜や、建築物、気候や文化の違いによる食の好み)を見つけることもできる。

 色々見てお茶してというのは語った通りだが、善光寺の通りから東へ、アーケード街を抜けて権堂に抜ける道が結構面白い。これもありふれた商店街と言い切ってしまえばそうとしか見えないが、店に並ぶものや景色はよく見ると長野独特である。都会のようにやたらワイワイにぎわっているわけでもないので、歩きやすく快適である点も好ましい。

 その通りを東に歩いて権堂駅周辺にたどり着くと、周囲は繁華街(色街っぽい箇所も含めて)。昭和から平成初期あたりを若干彷彿とさせる懐かしい感じがしてくる。色々ありそうだが、おっさん的には【おきなや】と呼ばれるレトロゲームセンターをお勧めしたいところ。

 入って遊ぶと一瞬20~30歳ぐらい若返った感覚にもなる(大げさな)。昔ほどは勝てないが、おっさんの世代の当時の少年たちは、格ゲーの操作方法が手指に染みついており、何ゲームかすると感覚が戻る(それを若返ったと称しているというただのお手軽思考なんだが)。
 長野にこうした場所があること自体意外だが、町の雰囲気も含めてとなると更に貴重であるようにも感じられる。


<蕎麦が旨い>
 蕎麦屋が上手い戸隠が有名ではあるが、町場にも何軒か蕎麦屋があって本格的である。
 おっさんが入ったのは【かんだた】と呼ばれる、アーケード街から一歩抜けた場所にあるお店。都会だと天ぷらと一緒に食べがちだったが、こちらのオススメには揚げた蕎麦と、香の物に近い感じの煮含めた大根が付いていた。
 味もおいしいのだが雰囲気がとてもよい。建物の間の奥まったところにあって、騒がしくもない、比較的穴場的なところに思う。


<お土産豊富、ワインとリンゴとやっぱり虫?>
 リンゴの名産地でもあり、ワイナリーも近いので、これらの複合品や加工品は割と間違いのないものが手に入る。小布施も近いので、有名な日本酒や栗を使ったお菓子も良いものが手に入る。軽井沢の感じもあるのだろうか? しっかり作る洒落た洋菓子や、高級志向の菓子折りも目を引くところがある。

 漬物や味噌も質が良い。都会なら何でも手に入る感じがしていい気になりがちだが、長野に来ると都会以上においしいものが多いなと感じる。少なくともお土産には困らない土地だ。

 そして長野にはイナゴとハチノコが売られている。缶詰、瓶詰、レトルトパウチは都会でも割と手に入るが、お惣菜のパックに入ったものはこの地方ならではのように思う。好きで食う人はおっさんぐらいかもしれないが、ハチノコは栄養価も高く、イナゴも食べ応えがある。


<個人的なプチ移住の候補>
 紹介してきたが、おっさんはこうした背景から、プチ移住的な場所の候補として考えている。都心から遠すぎない、不便過ぎない、煩すぎない、飯が旨い。そして懐かしい、珍しい、それでいて抵抗感が無い感じが良い。

 今日はグダグダととりとめもなく長野を紹介したが、似たような理由(プチ移住的候補地)で好きな都市はいくつかあるので、また紹介したい。

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