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デビルメイクライの3種のショットガンについて
デビルメイクライシリーズには全6作でダンテが使用する皆勤賞の銃の一つとしてショットガンが登場します。
基本的にダンテは探索中に拾ったショットガンをそのまま使いますが、DMC4以降では初期装備のハンドガンと一緒に自前のショットガンを持参してきています。
ダンテが使用したショットガンは、全部で3種類が存在するので、それらについて振り返ってみることにします
◆DMC1~DMC3のショットガン
シリーズ一作目から三作目までは落ちている物を拾いますが、いずれもデザインは全て同じ中折れ式の水平二連となっています。
携帯性を重視しているためか、シリーズで使用されるショットガンは全てソードオフにされており、コンパクトです。
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一般的な水平二連と違うのは、バレルの後ろにボルトの機構がついており、射撃の反動を軽減していることが分かります。
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これらのショットガンに作中では特に名称は存在しませんが、一般的な水平二連ショットガンとは明らかに異なる仕様であるため、改造銃であることは間違いないようです。
ドラマCDで名前だけ登場した魔界の武器職人、マキャヴェリが作ったという線もあり得るかもしれません。
設定画によると、実はこのショットガンはマガジン機構も採用されていることが分かり、実際にトリガーの前にある小さな出っ張り部分がそのボックスマガジンとなっています。
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◆コヨーテ・A
DMC4から登場するショットガンは、ダンテが普通のショットガンを対悪魔用に改造したという設定になっています。
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今までのショットガンと以下の点で微妙にデザインが変化しています。
フォアエンドがバレルに合わせて横に広い。
コッキングレバーがついている。
マガジンが二つになっている。
ボルトが後退するストッパーがない
設定画を見ると、マガジンには3発ずつショットシェルが装填されていることになります。つまり、合計で6発まで装填可能で、最初から薬室に2発を装填すれば最大で8連射が可能であるということになります。
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DMC1~3までのショットガンのマガジンは設定画からして一個のマガジン内が二列に分けられており、装弾数もマガジンの大きさからして片方で2発と推測されます(ボルトアクション式ショットガンのマガジンを参考にするとそうなる)。
総合的に見ると、コヨーテ・AもDMC1~3のショットガンも実は性能的には大差が無いというのが分かります。
◆レヴェナント
海外の外伝作品であるdmcデビルメイクライではそれまでと違うタイプのショットガンが登場します。
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レヴェナントは公式の画像を見る限りでは上下二連のソードオフショットガンのようにも見えますが、これはちょっと仕様が謎になっています。
それまでのショットガンは発射時に排莢のモーションを行いますが、レヴェナントは排莢モーションなしで使用済みのショットシェルを排莢して連射を続けています。
設定画を見る限りではバレルが前にスライドして開いており、ブローフォワードという珍しい機構を採用したセミオートショットガンとも見ることができます。
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銃口は二つあるように見えますが、その片側がダミーのマガジンチューブで実は上下二連式では無いとすれば、ファイヤワークスで3連射ができることの理由にもなります。
ただ、やはりゲーム中では排莢を行っていないのでどういう仕組みなのかは全く不明です。
DMC1~3やコヨーテ・Aと比べるとあまり銃の設定が凝っているとは言えない感じです。
◆コヨーテ・Aとレヴェナント、どっちが強い?
DMC1~3のショットガンとコヨーテ・Aはどちらも弾丸を2発同時発射しているという特徴があります。
このため、大量の散弾をばら撒いているので相当の破壊力を発揮していることになります。
対するレヴェナントは1発ずつしかショットシェルを発射していません。これは排莢されている弾からも分かります。
単純な威力ではコヨーテ・Aの方に分があると言えるでしょう。
ですが、レヴェナントはコヨーテ・Aと比べると通常射撃の連射速度が速いです。
コヨーテ・Aは排莢モーションによるタイムラグがありますが、レヴェナントにはそれが無いのでコヨーテ・Aが排莢している時にはもう2発目を撃っています。
速射性という点ではレヴェナントの方が強いと言えます。
(07:45頃)
(05:04頃)
また、コヨーテ・Aは同時発射だからこそ高い破壊力を発揮しているのですが、単発発射ではレヴェナントの方が強いのではという見方もあります。
コヨーテ・Aは距離がちょっと離れるとヒョロいザコ敵を撃っても怯みもしませんが、レヴェナントは同じくらいの距離で敵を怯ませることができています。
(20:15頃)
(04:10頃)
レヴェナントの方は不明ですが、コヨーテ・Aの方は10発の散弾を発射しているのが攻略本のデータから判明しています(DMC1~3も最大で9~10発)。
しかし、これは2発同時発射のため、単発の場合はその半分の散弾がショットシェルに詰まっていることになります。
一般的にショットシェルの散弾は9~10発ほどですが、6発と少ないものもあります。
いずれも散弾の拡散率が高いのもあってか、ちょっと距離が離れただけでもほとんど敵にあたらなくなります。
これはコヨーテ・Aの銃口には散弾の拡散を調整する「絞り」が無いのが設定画でも判明しています。
レヴェナントは単発発射ながらある程度距離があっても怯むことから、散弾が集束しているとも見られ、もしかしたら銃口に「絞り」があるのかもしれません。
よって、単発発射に限定すればレヴェナントの方が強いと言えます。
どちらが総合的に強いとは言い切れませんが、両方とも対悪魔には最適の射撃武器と言えるでしょう。
本家シリーズにもレヴェナントがリデザインして登場できれば、ネロもショットガンで戦う機会が来る可能性もあるかもしれません。