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北海道だからできた。北海道だから怖かった。人生初体験の連続。これが怖かった編

初めて足を踏み入れた北の大地・北海道は、ここ釧路だった(もう昨日帰ってきたけど)。

釧路駅前から見た風景、忘れられないよ。

道が広い!車が少ない!人が少ない!

これなら、これなら、これなら、さすがに車運転できるかな。

どんだけ車運転してないかは以下を参照。

上の記事読み返したら、誤字発見とともに、すでに同じこと書いていたことに気づく。

まあ、とにかく初めての北海道だし、インパクト大きかったんだよ。

北海道だからこそ、人生初のレンタカーを借りられた。感謝している。

北海道の人は運転が荒いとは今まで何度も聞いている。

スピードを出すことは間違いないだろう。

これが一番怖いと事前に考えていた。

実際にどうだったかというと、街中は、当然だけど、なんの問題もなかった。

むしろ、道が広くて、やっぱり楽。なにかあったら車を止められそうなところも多い。これから行こうとするところも、おそらく駐車料金もかからないはずだ。土地があるって素晴らしい。

やはり怖かったのは、一本道の国道391号。

全然信号がなくて、全然止まることなくて、意外とトラックが多くて。

後ろに、対向車線に、トラックがいるだけで圧迫感はある。

でもね、トラックってけっこう安全運転なので、その辺は心配していなかった。

トラックとの車間距離が縮むたびに、やばい、もう少しスピード出さないといけないのかなと不安になったり、距離があきすぎると、ちょっと安心するとともに、やばい、もう少しスピード落とさないといけないのかな、この先まずいところがあるのかなとやはり不安になったり。

そのたびに手に汗かいた。

でも、これって、北海道と多分関係ない。どこでも同じだと思う。

最初、トラックが後ろにつくことが長かったので、そんなことが多かったのだが、そのうち、トラックに抜かれた。やっぱりこいつ遅いなと思っていたのか。

そのうち、登板車線にトラックが移ったら、後ろにいた乗用車が2台、立て続けに登板車線に入り、そして、私を抜き去っていった。

やっぱりこいつ遅いと思っていたのか。

その後、登板車線が終わりそうになった時、トラックの後ろを走るのは視界が遮られて嫌だなと思い、アクセル踏んだ。

別に軽自動車で出力が弱いわけではないんだよ、法定速度を俺は極力守ってるだけだよ。アクセルペダルは最後まで一番奥まで踏み込むことはなかったよ。どれくらいスピード出るのか試してみたくもあったけど。

そのうち、トラックは左折していなくなった。

行きはやや登りが多く(そりゃそうだ、釧路川がつくる釧路湿原の東側を上流に向かっているのだから)、カーブ前でスピードを落とすのは簡単なので、まだよかった。

帰りは下りか、ちょっと嫌だなとすでにそのとき感じていた。

カーブがやや急なところは、やはりちょっと嫌だった。

並木さんに、ハンドルは押すように回すといいと教わったのを思い出し、やってみたら、やっぱり楽だった。

でもまあ、けっこう手に汗かいた。

もともとストレスレベルがはね上がりやすく、すぐ手に汗をかくのだが、そういえば運転すると良くこうなったなと思い出していた。

このカーブ、帰りはもっとイヤだな…。

もう一つ怖かったのは、シカに注意の警告。

シカを引きたくないし、引いちゃったら絶対車体に傷つくし、よけいにお金かかるし、そもそもシカ可哀想だし、ブレーキ踏んで後ろから追突されても嫌だし、いいこと何もないじゃん。

朝・夕に多いとも看板に出ているので、ああ、哺乳類、と思うとともに、絶対に絶対に絶対に日没前に帰ると決める。

釧路の日没を今度こそ撮りたいしね。

さて、帰り。

もう一度細岡駅まで行くことも考えたが、すると日没に間にあわないかも…ということで、まっすぐ帰ることを決断。まあ、これなら日没前は余裕だろう。しかし、これにて、あらゆる展望台に行かれなかったことが確定した。

下りはやはり簡単にスピードが出て、カーブ前、エンジンブレーキも思ったより効かず、両手びっしょりに。

何度も、片手ずつ、濡れた汗をズボンにこすりつけた。

一度、片手を離した瞬間に、ちょっとだけハンドルずれて、さらに手に汗かく。

あぶないので、やはりスピードは遅すぎないよう、法定速度極力守る。

警察の試験場では「スピードメーターは誤差10%みます。直線は50キロ走行です。55キロまでは出してもかまいません」というのを直接試験管の警察の人から習った。

極力誤差1割を守ろうとした。

ここは後ろの車、追い越しやすいなというところに差し掛かったら、やっぱり数台が抜いていった(笑)。もう抜きやすいよにこちらもスピード落としたよ。この程度の気遣いできる程度には運転に慣れてきた。

試しにみんなどれくらいスピード出しているのか、付いていってみようかと、もう後ろに車がいないことを確認して、その最後に抜いていった車に付いていこうとアクセル踏みこんでみた。

みるみる、え、それ、一般的な日本の高速道路の制限速度でしょというのになり、スピード違反というより、俺の運転技術じゃこりゃ何かあったらあぶないな、ということで、追いかけるのはあっという間にあきらめた。その時間、体感レベルで数秒。

ということは、みんな、前の車、おせーなと相当イライラしていただろうね?

まあ、ナンバーが「わ」だから許してくれよ。

しかしだね、カーブ前では制限速度50の標識何度も見たけど、それ以外では、制限速度の標識を見た覚えがないんだよね。動物に注意とか、鳥に注意とかばっかり。

見落としではないと思うんだがねえ。

いやあ、下りは怖かった。

一度止まったとき、ふぅやっと止まったとため息ついたよ。エンジンの音も止まるし。静寂が心地よい。

それにしても、忖度なしに、北海道の人は運転が荒いとは別に思わなかったな。たしかにスピードは出すけど、当たり前だけど煽られることなんてなかったし、道すいてたらスピード出すの当然だよね。

なんといっても湿原の横の国道391号、ヒトは全くいないからね。エゾシカは普通に出てくるみたいだけどな。

無事街に戻れてよかったよ。

しかし、最後の難関がまだ待っていた。つづく。

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こんとん
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