虫嫌いを克服させる千本ノック 106本目 キムネクマバチ(黄胸熊蜂)のメス・ムスカリに敗れる
キムネクマバチ(単にクマバチとも)のオスメスの違い、覚えてますかぁ?
私は忘れてました💦
この虫嫌いを克服させる千本ノックでキムネクマバチは初登場じゃないよなあと調べたら、オスメスの区別の仕方もちゃんと書いてあった。
顔が真っ黒なのがメス。
でも、今回の注目ポイントはそこじゃないんだ。
キムネクマバチは盗蜜と言って、花に鼻(昆虫には哺乳類のような鼻はないけどな)を正面から突っ込まずに、花びらの横からぶちゅっと口を刺して、チュウチュウ蜜をすっちゃうんだ。
花が蜜を出しているのは、甘い汁を虫に提供する代わりに、花に顔を突っ込んだ虫に花粉をこすりつけて、それを別の花に運んでもらうためなのはみなさんご存じの通り。
ところがキムネクマバチは、横からぶちゅっとやるので、顔が花粉で汚れない。綺麗好きな泥棒さんなんです。
ところが、今日、新宿西口の都庁の南側にある中央公園で見たものは、以下の写真。
正面から蜜を吸いにいってますよ。
ムスカリの花は、ブドウの房のようにたわわに実っていてというか咲いていて、クマバチにその横からぶちゅっとやらせるのを結果的にふさいでもいますよ。
だいたいクマバチは体が大きいので小さい花も苦手。
「大きいことはいいことだ」ってなにかのCMが私の子供の頃にあったが、「小さいことは武器」なのだ。
この勝負、ムスカリの完勝!
これからキムネクマバチ、増えてくると思うので、いろんな花で、どんなふうに花の蜜を吸っているか、ぜひ観察してみてね!
図体デカくて存在感ハンパないけど、基本、おとなしいハチなので(羽音すごいことあるけど)、こちらから怖がってちょっかい出さない限り、まず刺しに来ることはありません。
近づいても逃げるだけだから。
それにしても可愛いなあ。
最後の1枚となったこの写真は、盗蜜しようとしてるかな?
このあとどっか行っちゃったので、あきらめたのかも。