雑草という草はない(5)セイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウは一時期猛威を振るい、河原などで生態系を変えた侵略的外来種という位置づけだったと思う。なんとかという、ええ、ググると《アレロパシー物質(ポリアセチレン化合物など)を分泌する》とあるな、以下のサイト(岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科の旧植物生態研究室(波田研)のもの・あれこれ検索するとちょくちょくヒットする)、
まあ、そこ読んでもらった方がいいか。
自家中毒も起こすので、セイタカアワダチソウ自身も生育が阻害されてそこまでは広がらなくなったというのを複数の本で読んだと記憶している。
まあ、実際問題として、セイタカアワダチソウしかまわりにないということは、ない。
これを撮ったのは明治神宮。
赤いアブラムシがたくさんついていたので、あとで植物を同定するように撮っておいた。
このあと同じく明治神宮の北池のまわりに同じものを見たので、やっぱりセイタカアワダチソウだなとわかった(どちらかというとアブラムシがヒント、私の場合は)。
違う可能性もゼロではないが、北池のまわりについては、昨年花が咲いているのを見ているので、たぶんあっているだろう。
以下は昨年10月20日のもの。明治神宮の北池のまわりにセイタカアワダチソウが咲いている証拠も残っている(もっと他に写真も撮っているが、とりあえず記事に出したのはそれ)。
その記事の3週間前にツイートもしてた。
たぶんスマホで撮ったものをそのままツイートに流したものだ。大雨降って(台風だったか?)池の手前まで池になっている状態。
セイタカアワダチソウの花は一時期、花粉症の原因になると騒がれたようだけど、虫媒花だからそんなことあるわけないという言説もあり、事実はどうなのかよくわからない。
秋にセイタカアワダチソウの花に来る虫の写真を撮っていて、鼻がむずがゆくなって、くしゃみをしたことはある。んが、それがセイタカアワダチソウの花粉のせいなのかどうかは安易に判定はできない。
そもそも風媒花の花粉と違って、虫媒花の花粉は(相対的に)重たくて、そんなに飛ばないとは思うけどね、確かに。でも、花に近づいたら、その近くを飛んでいる虫から花粉がまき散らされるってことならあるのかもしれない。
セイタカアワダチソウは多年草だから、昨年花を見たところに記憶があるならば、ぜひその場に足を運んでみてほしい。似たような長身の茎はないか探してみて。6月はね、夏から秋にかけて花を咲かせる植物がぐんぐん背を伸ばしていくよ。変化はあっという間だから。
次の記事は、セイタカアワダチソウについているアブラムシだから、よかったら見てね!