虫嫌いを克服させる千本ノック 103本目 ヨスジノコメキリガ(四筋鋸目切蛾)
こんとんも歩けば虫に当たる。
今日明日せっかくの平日連休なのに、雨ばっかり(涙)。
昨日のように季節外れの暖かさ、というより暑さなら、また面白かったのに。昨日はキタテハいっぱい見たってのがツイッターのタイムラインにあふれてて、うらやましかったよ。
このまま家にいるとダメになる。
今までの経験から、頭の中で警報鳴り響くので、なんとかシャワーを浴びて、外に出る。
(ちなみにひとつ前の記事書くのに、正午過ぎから初めて、途中あれこれ浮気して、めちゃくちゃ時間かかって、最終的に書き上げたのは、ここ、デニーズ。書くことは決まっていたけど、全然元気がなくて、書けなかった)
雨なので虫は全く期待せず、雨の雫を含む風景でも撮ろうとF1.2 17mm(35mm判換算34mm)の単焦点をつけて駅に向かう。
空の方も見逃さないように、ビニール傘で出かけるも、あれ、雨やんでる。
電線からいつ水滴が落ちてくるかわからないから、一応傘は差したままで。
雨がやんでしばらくたつのか、期待したような風景写真が撮れそうにない。
まもなく駅というところ、ん?あれは蛾ではないか?キリガでは?
越冬キリガかな、春のキリガかな、でも、こんなところで見るのは初めて。昨日の気温の高さがモノを言ったかなとワクワクしながら近づく。
キリガは似たようなのが多いので、あとで調べることにして、とりあえず撮るだけ撮ることに。
マクロレンズにチェンジ。
ま、こんなこともあろうかと、超軽いし、カバンに忍ばせてあるのさ。
軽さは武器。
1枚目。
お顔をアップ。
全身を。
F2.8だと、下の方がボケてしまう。もっと絞らなきゃ。
適当に、F6.3。
迷ったとき、困ったときのF11。
もうちょい近づいておくか。
違いがわかるかな。
一番絞りのF22ではどうだ。
シャッター速度1/8秒でブレちまう。
んならばフラッシュ撮影で。
もっと近づこう。ともにF22。
お顔もフラッシュ。こちらは後方ぼかしたくもあるのでF11に。
ボケもなにも後方は暗くなるからもっと絞り開放でもよかったか。
身体測定もしておこうと定規をカバンから出そうとするが、すぐ出せず。に多様な触感で、あったと思ったら靴ベラ💦
電車にあまり遅れるとデニーズの17時までのランチに間に合わなくなるかもしれないから、あきらめる。
電車の中で撮った画像をカメラのモニターで確認しながら、あっと気づく。
この翅にある横線。
撮っているときは、小さな黒点が目についていたのだが、不思議なものだ、視線の集中する先というものは。
これは…えーと…ヨスジメキリガだな!
ツイッターの検索窓に放り込むと…
「ヨスジメキリガ」の検索結果はありません
なぬ?
今度はグーグルで。
次の検索結果を表示しています: ヨスジキリガ
元の検索キーワード: ヨスジメキリガ
ああ、ヨスジキリガかあ。
いくつかサイトに飛ぶ。
うむ、ヨスジキリガか。
…と思ったら、
ヨスジノコメキリガ…そっちの方が聞き覚えあるぞ!?
ノコが抜けてヨスジメキリガになったか!!
蛾は種類が多いだけに似たような名前も多くてな!(滝汗)
んで、ヨスジキリガ、ヨスジノコメキリガ、どっちなんだ?
大きさを見れば一発とあるけど、写真撮っちゃうと大きさの記憶が薄れるんだよ。
やっぱり定規で測っておくべきだった!帰りにまだいるといいんだけどな。雨に降られるときついかも。
もうちょっと良く調べると、ヨスジキリガの方は4本線が白で、ヨスジノコメキリガの方は赤っぽい、紅白対決のようなので、これはヨスジノコメキリガで。
けっこう擦れているけどね、翅が。越冬の大変さに思いを馳せる。