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最近いつ仮説を立てました?【『HER STORY』クリア後レビュー】

検索し、仮説を立て直す。
その繰り返しで真実を探るゲーム。

 

どうも皆様。
いらしゃいませ!
5人組ゲーム実況チャンネル《渾身のF》です!

今回は《渾身のF》メンバーの「わひる」と「番人」がクリアしたゲーム
『HER STORY』
をご紹介します!

ネタバレはありませんのでご安心を。
それではどうぞ!

 

   

  

『HER STORY』とは?

 

まず『HER STORY』とはどんなゲームなのかご説明します!

 

『HER STORY』はWiiやPS2などで発売された「サイレントヒル シャッタードメモリーズ」のクリエイターであるサム・バーロー(Sam Barlow)が作り上げた全く新しいゲーム。
PC(Windows、Mac)だけでなくスマホアプリ(iOS、アンドロイド)にも展開しています。

リリースは2015年6月と少し前ですが、今プレイしても楽しめる色褪せぬ魅力があります。

 

......周辺情報はコレぐらいにして、ゲーム内容の説明をしましょうか。

 

ストーリーはこんな感じです。

1994年のイギリスで、一人の男性が行方不明となる事件が発生した。その男性の妻とされる女性に対する事情聴取は数日間、7回にも及び、その際に録画された映像は警察のデータベースに保存されている。
プレイヤーは警察の端末を操る人物となり、分割された事情聴取映像を元に事件の手がかりを探っていく。
動画内に散らばるキーワードを元にデータベースを検索し、事件の真相を導き出しましょう。
Steam販売ページより

 

状況をまとめると、まず1994年に男性の行方不明事件が発生します。
事件が起こると警察は関係者に事情聴取をするわけですが、今回は行方不明になった男性の妻とされる女性に事情聴取が行われ、その際録画された映像が細切れになってデータベースに保存されています。

 

データベース

コレがそのデータベースです。
画面の縦横比が1994年にメジャーな4:3なのも芸が細かいですね。

さてプレイヤーが何をするのかというと、このデータベースで検索してヒットした動画を見ていきます。

 

HSどうが

データベースで検索するとこんな感じ。
動画一本は、ほとんど数十秒程度で結構短め。

動画は事情聴取のほんの一部分ですが、色々な単語で検索をかけ様々な動画を見ることで事件の情報が少しずつ集めていき事件の真相を垣間見ようというわけです!

 

動画を見て情報を集め、集めた情報を元に仮説を立てる。
そして新しい動画を見て情報を集め、矛盾があれば仮説を立て直す。

 

この新しいスタイルが『HER STORY』の魅力の根幹の一つでもあり、このゲームの受賞歴の素晴らしさの理由でもあります。

 

このゲームのリリースが2015年であることは先ほど書きましたが、15,16年の受賞歴がこちら。

・コンピュータゲーム業界の功績を讃える表彰式典「The Game Awards」
・インディーゲームの祭典「Independent Games Festival」
・ゲーム開発者の投票によって優秀作品を決める「Game Developers Choice Awards」
英国アカデミー賞 ゲーム部門
その他多数......

名だたる賞を総なめにしています!

少人数・低予算で開発されたゲームソフトであるインディーゲームにも関わらずこの評価の高さ!

『HER STORY』の面白さが少しは伝わったでしょうか?

 

 

それではここからは『HER STORY』をプレイした「わひる」と「番人」のレビューを見てみましょう!

  

 

番人の感想

 

今回わひるがなぜ僕のことを誘ったのかは分からなかったが、「HER STORY」というゲームをプレイしてみて、自分でキーワードを入力して、自分たちが欲しい情報を見つけていくという新しいプレイ方法に驚きを感じた。

自分自身、ミステリー系のゲームというものを「逆○裁判」ぐらいしかしたことがなかったのでミステリー系はあまり詳しくはないが、今回のゲームは新感覚のゲームであるのではないかと思う。

 

プレイしている際は、自分が操作をしているわけではないので見ている側からにはなるが端的に感想を挙げると、何も操作をせずとも見ているだけでとても面白かった。
理由としては、事件に関しての推理やどのような人物が出てきてどのような出来事が起こったのかなどについて頭を使って色々な考察をすることができたので、僕個人としてはとても楽しくプレイすることができたと思う。

 

事件の顛末を知りたい方やこのゲームに興味を持った方は、ぜひ「HER STORY」をプレイしてみて欲しい。

 

   

  

わひるの感想

 

やはり「HER STORY」は斬新で面白かった!

 

実はこのゲームを見つけたのは数年前だったりするのですが、過ぎた時間で古くなることもなく楽しくプレイすることができた。

「HER STORY」の実況に番人を呼んだのは、渾身のFの中で一番ゲーム歴が長い & 一番幅広いジャンルのゲームをプレイしている人物だから(しかもトロコン勢というおまけ付き)。
含蓄のある番人が「HER STORY」に対してどんな感想を持つのか気になったのだが、楽しんでくれていたようで何より。

 

さて「HER STORY」をプレイしていて思ったのは、やはりゲームシステムの斬新さだ。

一般的なゲームは(分岐があるものも多いが)定められた一筋のストーリーの上を歩いていく。
それに対して「HER STORY」はバラバラになった事情聴取の映像がデータベースに入っているだけ。
そもそもの構造が全く違う。

この構造のゲームを僕は「HER STORY」と「serial experiments lain」の2つしか知らない。

自分自身でデータベースを検索し情報をかき集めるわけだが、そもそもの映像がバラバラだから時系列順に情報が手に入るわけでもない。
組み立てていた仮説が、過去の情報が出てくることで根本から練り直さないといけない場面も何度かあった。

こんなに立てていた仮説をゼロから作り直すことを求められるゲームはそうないと僕は思う。

また、この仮説の試行錯誤をプレイヤーが体験することでプレイヤー自身が「HER STORY」に当事者意識をより強く持つことができる。
それもまた「HER STORY」の独特なプレイ感に繋がっているように思う。

 

その他暗号解読を要求されたりギターの演奏を聴いたりする「HER STORY」
あなたがもし、他にない体験を望むならこのゲームはとてもオススメです!

 

 

 

 

......「HER STORY」をプレイしたくなったあなたへ1つ補足を。

このゲームは検索するワードを自分で選ぶシステム。
(ヘタしたらプレイ序盤で事件の根幹を見てしまうかも)
と思ったそこのあなた。

 

安心してください。
このゲームそんなに簡単じゃありません。

 

事件の全貌を知りたいなら、複数の単語を検索し得た情報を組み合わせる必要があります。
......ある意味よくできてますよね。

 

 

 

今回プレイしたゲーム『HER STORY』はPC(Windows・mac)とスマートフォン(アンドロイド・iOS)でプレイできます!

 

それではまた別のゲームでお会いしましょう。
それでは!


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