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【素人料理伝説】〜料理の知識 番外編①〜
みなさんどうも、コンさんです!🦊
今回は!前回、前後編で『料理の知識』と題しまして、執筆したのがまだまだそれ以外にもあったので番外編としてシリーズで出していこうとおもいます( ^ω^ )
では、早速やっていきましょう!
薄力粉と小麦粉って同じなの?
いろんなレシピ本や料理サイトでよく見かける「小麦粉」と「薄力粉」の文字。表現の違いなのか、そもそも別物なのか不思議に感じることはありませんか?
レシピ全体の流れから、なんとなく「小麦粉=薄力粉」と予想がつくことがありますが、この2つに違いってあるのでしょうか。そんな疑問に今回は詳しくお答えしていきます!
・小麦粉と薄力粉ってどう違うの?
まずはこの違いをわかってもらいたいので、小麦粉と薄力粉について説明していきます。
【小麦粉の種類】
小麦粉は、薄力粉・中力粉・強力粉の総称になります。それぞれ含まれているタンパク質の質と量が異なり、以下の4種類に分類されます。
・硬質小麦:強力粉のもと(グルテン量:多い)
・中間質小麦:中力粉のもと(グルテン量:中間)
・軟質小麦:薄力粉のもと(グルテン量:少ない)
・デュラム小麦
※デュラム小麦は主にパスタに使われ、粉物レシピにある「小麦粉」としての認識はそれほどないので今回は省きますね。
これらの小麦はデンプン粒やタンパク質、その他の細胞から構成され、このような粒の構成自体はどれもほぼ同じですが、デンプン粒とタンパク質の密着度と含まれるタンパク質(グルテン)の質と量に違いがあります。
【グルテンの量や性質の違い】
硬質小麦はデンプン粒とグルテンの密着度が高く、粒の粒子は粗くなっています。粉にするために粉砕機にかけると、デンプン粒の粉砕面は傷つき水を吸いやすくなるのです。
軟質小麦は密着度が低く、粉砕するとすぐにデンプン粒とグルテンが離れて、ほとんど無傷のままデンプン粒が残るので、水をあまり吸いません。
そのため、硬質小麦から作られる強力粉は水をよく吸い、軟質小麦から作られる薄力粉は水をあまり吸いません。中間質小麦から作られる中力粉はその真ん中の性質を持ちます。また、デンプン粒とグルテンの密着度とグルテンの量には相関関係があると言われています。
そのグルテンは、水を加えられて捏ねられると、弾力性と粘着性がでてきて、パンのように生地を膨張させたり、うどんのようにシコシコとした歯ごたえが生まれます。このようなグルテンの性質を利用して、いろいろな用途に活用されています。
・薄力粉
キメが細かく、水と合わせたときに適度にやわらかく粘りがあまりないという特徴があります。ほどよい弾力を出したいときに使うことが多く、シフォンケーキやマフィン、クッキーといったお菓子全般、天ぷら、お好み焼きなどに適していますよ!
サクッとした食感を出したり、フワッと仕上げたりしたいときに使用するのがおすすめです!
あまり混ぜ過ぎるとグルテンの粘りが出てしまうため、薄力粉の良さを損ないます。混ぜるときは、サクッと切るように混ぜましょう。
・中力粉
粒の大きさは薄力粉と強力粉の間くらいの細かさで、硬さも中間です。水と合わせてこねたときに伸びがよく、麺特有のシコシコとした食感が出てくるのが特徴です。
うどん、餃子の皮などに向いています。こねるほどにグルテンが弾力性をまし、歯ごたえのあるコシになっていきます。
中力粉はスーパーで売られていないこともありますし “うどん用粉” という名前で売られていることもあるので、購入時は成分表記を確認してみてください!
粉は粉でも違いもあるんですね!
昔、何も知らずに薄力粉でお好み焼き作ったらクレープみたいになったのを納得させらました笑笑
ぜひ、一度お試しください!