理解ある彼くん


わたしは、約10年前に就労移行支援に通っていたことがある。そのときに、たまたま就労移行の近くを当時付き合っていた交際相手と歩いていたところを就労移行の知り合いに目撃されたことがある。その人は、男性で私より5つ以上は年上だった。その人に、『はなきさんは、彼氏がいるから俺とは違う』と言われた。死にたくなっても彼氏がいるからどうにかなるだろうとのこと。確かにパートナーがいるというのは心強いが、それだけではどうにもならないこともあるし、むしろ、それをきっかけに体調を崩す場合がある。私の場合は、後者だった。歳を重ねて思うが、1人で生きていける人はまずいない。家族や友人、パートナー、行政…誰でもいいから頼れる人がいることが大事だと思う。またパートナーがいようがいまいが苦しみは変わらない。いても辛いし、いなくても辛い。それが精神疾患。理解ある彼くんとよく揶揄されるが、別に理解ある彼くんがいても辛い人はいるし、彼氏がいなくても友人や頼れる人がいれば問題ないと思う。前にも書いたが、依存先を増やすことが生きていくための処世術と言えるだろう。

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